金剛界 20 金剛語菩薩尊像

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金剛語菩薩尊像(梵名:Vajrabhasa ヴァジュラバーシャ)

この菩薩さまは金剛語菩薩(こんごうごぼさつ)です。

左手は金剛拳にして腰におきます。

右手は胸の前で如来舌(舌中に三鈷杵)を持ちます。

無量壽如来の西方(図では上)に佇んでいます。

前の金剛因菩薩が菩提道場から説法に立ち上がる仏陀の

境界を表すのに続き、この尊は説法の働きを表します。

衆生の戯論の迷妄を打ち破る仏陀の説法の言葉がこの

尊の体となっています。

仏陀の境界は、衆生の言葉にいい表すことのできない

微妙なものでありますが、その境地が衆生救済の目的を

もって語られています。

衆生は仏陀の救済の意図を充分にわかっていないので

意図が隠されたままに言葉が受け止められています。

 

この衆生の隠された意図を持つ如来の微妙な言葉を

秘密語といいます。

仏の深い境界を普通の言語の意味通りに安易に受け止め

られないように、あえて意味を隠した言葉を秘密語とい

います。

この秘密語の究極が真言であります。

この尊は、あらゆる如来の真言の境地を速疾に成就する

とされる。

この微妙な言葉の尊であるから、密号は妙語金剛とも

いわれております。

そして如来舌を持っているのは、この如来の秘密語を

象徴しています。

合掌

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