金剛界 46 香象菩薩尊像

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香象菩薩尊像(梵名:Gandhahastin ガンダハスティン)

この尊像は香象菩薩(こうぞうぼさつ)です。

右手には蓮の上に鉢器(三形の鉢器)を載せたのを持ち、左手は拳にして腰に置きます。

ガンダハスティンとは発情期の象をいいます。

その時期の象はこめかみから芳香を放ち異性を引き付けます。

その妙なる香りと偉大な力を象徴した尊です。

この尊像の密号という秘密の名前は大力金剛と呼び、大力とは象の力を勇猛精進に喩え、焼香の徳として、護戒とは声量を表す塗香の徳を示しています。

焼香は目には見えないけれど、その薫りを残すように、精進もまた目には見えないのだけど、悟りへの原動力となるものです。

塗香はその身体に塗ると熱を奪い、すがすがしい気分となります。

戒もそれを保つことによって心の清涼がえられます。

三形の鉢器は塗香の器だといわれています。

合掌

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金剛界 46 香象菩薩尊像