寄木造りの制作行程 21 釈迦如来坐像 原型の分解

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画像を見て驚かれるかもしれません。

鍋にお湯をはって仏像を浸しています。

これは接着剤である三千本膠をふやかして分解するためですが、全ての接着がはがれれるのに約3時間ほどかかりました。

分解されたそれぞれの部材を見本に、比例コンパスを使って、目的の倍数を設定します。

例えば3倍の大きさにしようと思えば、それぞれの部材を3倍の大きさの木を用意して、3倍のマス目を引いていき、それぞれの部材の荒彫りにとりかかります。

形が整ってきたら、仮付けして全体を仕上げていきます。

今回はこの原型を作るまでの行程を記してみました。

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