仏像の手の彫刻 握り手の制作行程 4

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握り手の荒彫り途中です。

今までは外側からけずっていましたが、この段階までくると握り込んでいる内側の削りに入っていきます。

赤ちゃんのような膨らみを意識しながら彫刻します。

しかし、丸く弾力感を残しながら彫るのは初めて彫る人には難しいでしょう。

おそらく彫りすぎて細くなります。

それでも思い切って荒彫りしてみてください。

上手くはいかないと思いますが、しかし誰でも最初は通る道です。

以前にも説明したかもしれませんが、早く上達するには、失敗覚悟で思い切った彫刻をする事です。

 

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薬指と中指の隙間の溝を彫る前に手首を削ります。

当初は手首を彫る予定ではありませんでした。

しかし、腕と手のつなぎ目、顔なら顔と首と胸の関係など、全身像に移る前に境目を彫っておいた方が、スムーズに移れると思ったからです。

ですので手首の一部も一緒に彫る事にします。

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上の画像で刻みを入れる場所はどこでも良いのですが、私の場合持ちやすいように切れないところにしています。

 

 

 

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手首の最初の荒彫りの段階では根元の方は太く残しながら全体的に彫り足りないと感じるぐらいでやめておきます。

 

 

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手首との境目は弾力感を出すために小さな膨らみを作ります。

 

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