仏像の手の彫刻 開き手の彫刻 4

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いよいよ難しくなってきます。

これから先は本の些細な彫り過ぎが形を大きく変えてしまいます。

特に親指と人差し指の関係性はとても重要です。

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親指と人差し指は今の段階ではあまり離さないようにします。

 

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横から見るとグローブをはめているように太いですが、まだ細めません。

 

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後から見ると真ん中の日本の指がへこんでいます。

指の根元を彫りすぎないように注意します。

 

 

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親指と人差し指はまだ離さないという事でまず最初に人差し指を曲げた第一関節当たりをへこめます。

 

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この角度から見ると人差し指が奥の方から前へ曲げているのがわかります。

 

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人差し指は前から見ると奥に見えますが根元は他の四指と同じ位置です。

 

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中指から小指にかけて同じような流れで徐々に中指を立てています。

人差し指も同じような流れをすると単調なのですが、人差し指を下げる事でバランスをとっている、そんな感覚で彫り進めると良いように思います。

 

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徐々に細くなっていますが、親指の関節部分の位置がずれると大きくバランスを損ねるので、全体を見ながら関節位置を修正できる程度に徐々にへこませています。

 

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手首も握り手同様に腕釧(宝飾)を入れます。

まずは輪郭線から引いて、二つのラインに分けます。

 

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やや二つのリングはやや太さを変えています。

指先に近い方は細くします。

そして輪郭線を印刀で立て込みを入れます。

 

 

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立て込みを入れた箇所を斜めに落とし徐々に手首と腕釧をはっきりさせます。

すると細くなっているように見えます、腕釧の彫刻を止め指や手の平、手の甲などを確認しながら彫り進めます。

 

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彫りたりないぐらいで一気に彫り進めず、一度手の彫刻から離れます。

 

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