仏頭の制作行程 

仏頭の制作行程 地蔵菩薩像

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このブログを書き始めてから1年半以上になります。

その間さまざまな事を試してきましたが、このお地蔵さんの木彫の仏頭と途中段階の紙粘土の仏頭を制作していますが、私がやりたかった事の輪郭線が見えてきました。

仏像を彫ってみたい方がどのレベルでも取り組めるようにしたいと思い4段階のレベルをもうけました。

1、カッターナイフを使った仏像彫刻を試します。

2、一本の印刀を使った仏像彫刻を試します。

3、5本の彫刻刀を使った仏像彫刻を試します。

4、寄木造りの制作行程(釈迦如来坐像と吉祥天)や香合佛の彫り方などを見て全体像を試します。

顔の彫刻は、きちっと仕上げたもので完成した仏頭はあるのですが、角材から仕上がりまでを記録したものがまだありませんでした。

一本の彫刻刀で仏頭を彫るというコーナーも設けましたが、彫刻刀一本では仕上げのクオリティーに限界がありました。

そういうこともあり、最初から記録してきっちりと仕上げた仏頭を作りたいと以前より考えていましたが、それがようやく完成したのでこれからは、ようやく家の用事ができます。

寝る→仕事で彫る→私生活で彫る→食事→私生活で彫る→ブログを更新→寝る、と全く私生活を顧みず全てほったらかしでそんな事ばかり繰り返していました。

しかし、周りの人に迷惑をかけているにもかかわらず、私だけ生き生きとしていました。

このブログが日本だけでなく世界中の沢山の人に見てもらい、もしかしたらこのブログを通して木彫に興味が持ってもらえる人が少しでも増えるのではないだろうか。

趣味でもいいので沢山の人が木彫りに関わってもらえたり、またクリエイティブな人が、デザイン的に面白いものを木で彫ってもらえたらと思うと、毎日が楽しいです。

一段落がついたところで、ようやく家の用事が出来るというのに次にやりたい事が実は頭の中で漠然と出来ています。

それは外国の木を使って、その国で手に入る道具でどのぐらいの彫刻ができるのかを今後、試してみたいですね。

それと、英語も勉強したい。

いつかこのブログの英語版も作ってみたい。

合掌

 

 

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