普賢菩薩の香合佛の制作 4

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今回から普賢菩薩像の彫刻にとりかかります。

まずは中心にコンパスのあとが付いているので中央を通るように真ん中に線を引きます。

そしてその線を基準に額口と膝張りを決めるとあとはラフに鉛筆で描き込みます。

彫るときに意識するのは中心線と額口の高さと膝張り(膝と膝の距離)です。

 

 

 

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まずは大雑把にアウトラインに沿って少し大きめに削ります。
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本体のボリュームを考えて削りだします。

 

 

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全体的に少し大きめなので鉛筆で描き込みます。

 

 

 

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ここからいつものように面相を刻み始めます。

まずは鼻から。

 

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次に目を刻み込みます。

 

 

 

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さらに鉛筆で線を描き込みます。

 

 

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描き込んだ線はあくまでも基準線としてあとは彫りながらバランスをとります。

私の彫刻のやり方はもしかしたら初心者には難しい所があるかもしれません。

というのも、私が鉛筆で描く線はスケッチをする感覚です。

しかし一般的には、線は確定した線としてきっちりと線に沿って刻みを入れていきます。

私も昔はそのやり方だったのですが、このやり方はとても早く的確に作業を進めることができるのですが、あとで全体のバランスを調整しようと思ってもすでに線にきっちりと刻み込まれて、微調整がむずかしいということもあります。

そして、彫り進めながらバランスが見えてくるのですが、平面の状態に近いときに鉛筆できっちりと描き込んでも立体として表したときに微妙にバランスが変わってきます。

ですので、きっちりとした線は微調整を繰り返しながら完成に近づいたときに初めてきっちりとした線が見えてきます。

このやり方で気をつけないといけない点は先ほども書きましたが、中心線、額口、膝張り、肘の幅、顔の幅を押さえておきます。

そうすれば左右のバランスが崩れる事がないです。

 

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