三尊像の彫刻 千手観音坐像 飯綱権現立像 毘沙門天像 18 飯綱権現の仕上げと宝刀の彫刻

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三尊像の仕上げをしているのですが、仕上げの段階になると荒彫りの時のような大きな違いがでてこないので、撮影の間隔も仕上げに近づくにつれ長くなってきます。

今回は飯綱権現像の宝剣を彫刻と仕上げにとりかかります。

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現状の写真です。

 

 

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宝剣は、上の写真のように、小さな彫刻なので長めの木の先に宝剣を彫刻して行きます。

 

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宝剣の形が整ったら、この段階で初めて彫刻刀で切り込みを入れて宝剣を切り離すのですが、宝剣を持たす右手に丸い穴をあけて、差し込むので差し込む分の木を余分めに計算に入れて少し長めにしておきます。

 

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右手に宝剣を持たせます。

この段階で違和感が出てくることがあれば微調整をして彫りながら大きさを決めます。

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そして顔の表情の調整や木のささくれを削り取って、仕上げとします。

あとは三尊並べた時にもう一度仕上げ削りをしていきます。

 

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