四天王像の粗彫りと熟成期間

 

 

四天王像の荒彫りを始めて3日目ぐらいになるかと思います。

まだまだ彫り足りてはいませんが、このぐらいで広目天は小休止したほうがよさそうだと思い少し離れます。

離れる時期は、今彫っている像が客観的に見える時期までなのですが、3日もしくは一週間もしくは一ヶ月、長ければ長いほど、自分が作ったものだと忘れるぐらいの状態まで持っていくのがベストですが、それは難しいですね。

そういう風に離れることを一人熟成させる作業だと私は考えています

熟成といっても勝手に良くなるわけではなくて、自分の頭のなかの形に対する思い込みや、バランスが徐々に適正な方向に向かうまでの作業だと考えています。

私が、こういった作り方をしようと思いついたのは、皆さんにもあるかもしれませんが、自分が作ったものをしばらく経過した時に確認すると結構アラが見えることが多くないでしょうか。

作っている時は気がつかなかったりしますが、作ったかどうか忘れた頃に見ると、ここをこうしたら良かったとかあらがけっこう見えてしまいます。

気がついた時は、もう修正が効かない段階なのでやり直しがきかなかったりと私は結構ありました。

それは、真剣に熱中して削っている時は、気持ちが麻痺してきてバランス感覚が保てず、一つの箇所にこだわりすぎて取り返しがつかなかったりとか、特に木彫はやり直しがきかないので最近では自分のなかで熟成期間を設けています。

仏像の場合ですが、手足が動かせるように、支点や流れを移動できるように残しています。

支点や流れというのは、例えば肩の位置、肘や膝の位置、お腹の出っ張ったところ、足先までの足の流れなどなど、そういった流れや支点を調整できるように残して、しばらくは忘れて全然違うことして忘れて遊ぶことが非常に重要なんです。

ですので、みなさんもあまり根を詰め過ぎずに忘れて遊びに行きましょう

 

 

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四天王像の粗彫りと熟成期間

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