羅刹天(梵名:Raksasa ラークシャサ)
この天部の尊像は羅刹天(らせつてん)です。
左手は拳にして腰に置き、右手は、ばいを持ちます。
外金剛部二十天の一つで、西南に位置します。
尊形のばいについて『賢劫十六尊』では槌、東寺曼荼羅では刀、御室版曼荼羅は棒をもつなど違いがあります。
羅刹は性質が暴虐で人肉を食べるようです。
胎蔵界曼荼羅の涅哩帝王(ねいりちおう)に同一視されています。
合掌
木彫曼荼羅と豊富な仏像の画像と動画を使った仏像彫刻の詳細解説 Detailed commentary of the Mandala carved out of wood and Buddha statue sculpture by pictures and movies of Buddha statue