1 大毘盧遮那如来尊像

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金剛界 大日如来さま

今回ご紹介いたします仏さまは昨日に引き続き大日如来〈だいにちにょ らい〉さまです。

胎蔵界大日如来と金剛界大日如来の違いは手の組み方に特徴が現れてお りますが、金剛界大日如来の手の組み方は智拳印という結び方です。

これは左右それぞれ親指を中にして拳を結び,左手の人差し指を伸ばし て右手の掌中に入れます。

無明、妄想を滅ぼし、仏智に入ることをさし て智拳印と名付けられているみたいですが、右手の金剛拳は五智五仏 (金剛界曼荼羅の中心にある大日如来と、その周りの四体を加えた表現 です)の宝冠、左の人差し指を握るのは衆生の身に宝冠をかぶせる形 で、この印を結べば凡夫も如来の宝冠をいただいて成仏することを示し ています。

胎蔵界大日如来のインド名は大毘盧遮那仏(マハーヴァイローチャナ) 金剛界大日如来のインド名は毘盧遮那仏(ヴァイローチャナ) 金剛界大日如来の場合マハー(大きい)という表現が使われておりませ んが、金剛頂経には毘盧遮那仏と大毘盧遮那仏の区別が明確に説かれて いるようです。

毘盧遮那如来とは経の教主で曼荼羅の中心に位置する主尊を表しており ます。

大毘盧遮那仏は曼荼羅全体の諸尊の本体で曼荼羅すべてを含んだ表現になります。

彫り進め方ですが、拝観者から一番見えにくい場所から彫り進めていき ます。

そして最後に最も見られる所を彫るのですが、最近では途中で彫りがこなれてきた時に重要な部分を彫ります。

最初は迷いながら彫り進めるため彫らないのですが、最後は慣れすぎる ため程よい緊張感が残っているタイミングを見つけて途中から彫りま す。

次に彫るのは一年後になると思いますので、その時は少し違和感を感じ た部分を修正彫りして完成に近づけます。                                                                                                    合掌

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二回目の彫刻

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一昨日、胎蔵界の中尊である大日如来坐像の二回目の彫刻をしましたが、今回は金剛界の中尊である毘盧遮那如来坐像を彫刻してみます。

彫り進め方は胎蔵界と同じように顔の前面を彫り、顔を奥に引きました。

それにより胸に厚みを持たせました。

次に手先が大きく見えるので、左手の一差し指を右手で握り込んだ形を智拳印と呼びますが、その印の厚みをスリムにしていき、指と指の間の溝を彫る前の段階まで彫り進めました。

胎蔵界の大日如来と同様に、金剛界の中尊も彫り進めていくと、力が入りすぎて細かくなりすぎるので、曼荼羅の全体像を考えて今回も衣紋線を彫刻するまでにしておきます。

合掌

 

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