58 那羅延天

kongoukai 58-2
那羅延天(梵名:Narayana ナーラーヤナ)

この尊像は那羅延天(ならえんてん)です。

青黒色で羅刹形、左手は拳にして腰におき、右手は八輻を持って胸に当てて蓮葉に乗ります。

外金剛二十天の一尊像で、東方に位置しています。

五類天の中では三界主の一尊像です。

五類天は、外金剛部つまり金剛界曼荼羅外周の東西南北に配置される二十天を五種類に分類したもので、金剛頂経系の独自な分類です。

『金剛頂経』第10巻では、まず大自在天を挙げ、以下の二十天を三界主、飛行天、虚空天、地居天、水居天の五類としています。

これらの諸天を曼荼羅に引入して、灌頂し、仏教に入る以前の名前・性格に因んだ名前を「金剛灌頂名」として授与し、印・真言を教えます。

その灌頂名と本図典の番号を次に示します。

五類天の第一の三界主は58那羅延天、59倶摩羅天、61梵天、62帝釈天の四尊、これらの諸天は忿怒明王の位の曼荼羅では東方に位置します。

飛行天は63甘露軍荼利、64月天、66大勝杖、67金剛氷誐羅の四尊で、これらの諸天は金剛忿怒の位で南方に位置します。

虚空天は、60末度末多(まどまた)、65作甘露(さかんろ)、70最勝、75持勝の四尊で、これらの諸天は誐拏主、集団の長の位で、それぞれ東西南北に位置します。

地居天は68守蔵、69風天、71火天、72倶尾羅の四尊で、これらの諸天は努多主つまり使者の長の位で、西方に位置します。

地下天は73嚩囉賀(ばらか)、74焔摩、76必哩體火祖犁葛(ひつりていかそりか)、77水天の四尊で、これらの諸天は際吒迦(さいたか)つまり従者の位で、北方に位置します。

経文では第一に大自在天の名を挙げていますが、大自在天はこれらの二十天には数えられていないません。

大自在天の行方については不動明王に変容したと推測するのも一つであります。

手にもつ八輻輪は古代インドの武器です。

那羅延天が四本の手に持つ棍棒、円輪、法螺貝、蓮華の一つです。

掌を伏せて三度旋回するのは、那羅延天が乗り物である 金翅鳥(こんじちょう)に乗って空中を行くことを表します。

『大日経疏』が那羅延天は強大な力を持つので、十九執金剛の一に数えています。

那羅延天はヒンドゥー教の最高神・ヴィシュヌを指します。

ナーラーヤナは「原初の水の子」を意味し、ヴィシュヌの異名でもあります。

神話ではヴィシュヌは輪、棒、法螺貝を武器といて悪敵を退治し、蓮華は慈愛を表し信徒を救済します。

その肌の色は青黒色です。

ヴィシュヌ神は正義が廃れて末法の世になると、化身として人間界に現れます。

化身は幻(マーヤー)という不思議な力を具え、その不思議な幻力を用いて神秘の世界に近付こうとする人間を欺きます。

合掌

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下の画像は現在の木彫曼荼羅の進行状態です。

 

 

両界曼荼羅

mandara zentai

 左 金剛界八十一尊曼荼羅 

 右 大悲胎蔵生大曼荼羅

 

動画

 

 

 

金剛界八十一尊曼荼羅と大悲胎蔵生曼荼羅の制作

 

私が曼荼羅の事を意識したのは、私の先生が曼荼羅を納める

所を間近でみてきたことが一番大きい。

 

近い距離で曼荼羅を見ると想像以上に、見応えがあります。

宗教心はおそらく関係ない、そして知識も関係ない、ただその

場で見せてもらうだけで、あまりの高貴さと迫力に圧倒されて

しまいます。

 

まず最初に仏様の数にびっくりしました。

 

尊像数

金剛界八十一曼荼羅 81体 胎蔵界曼荼羅

412体 合計493体

 

わたしがこれから開始する浮き彫りの曼荼羅はあまりする人が

いません

非常に長い長い 道のりの彫刻になることは間違いがありません。

 

作業年数でいえば5年ぐらいみておかなければいけない、人に言

ってしま えばやめるにやめれない、きっと出来上がったら魅力的

な彫刻だろうと は思う、やはり人と同じものを作っていてもあま

り、刀が乗らない。

 

私は精神論はできるだけ控えて作業に取りかかりたいと考えてい

ます。

そういうことで少し物足りないこともあるかもしれません。

れから始まる長い長い道のり、今から取り組む作業は仕事では

ないの でもしかしたら私がその前にギブアップするかもしれませ

んが。(>_<)

 

一日に一体、彫ることが難しいので最短でも2年以上はかかると考

えてい ますので、4〜5年ぐらいかなと考えております。

れだけ意気揚々と曼荼羅を浮き彫りで彫ると書いては見たものの

、実 は曼荼羅の事を詳しく知っているわけでもなく、制作しながら

一尊一尊 を確認しての取り組みになります。

では、早速取り掛かります。

 合掌

1. 木彫曼荼羅の開始

2. 曼荼羅の方位

3. 曼荼羅一尊の彫刻の彫進め方

4. 曼荼羅の仮づけ

5. 曼荼羅と善無畏