5  普賢延命菩薩

普賢延命菩薩(ふげんえんめいぼさつ)は、仏教における信仰対象である菩薩の一つ。サンスクリットのVajramoghasamayasattva(「大安楽不空真実菩薩」の意)に当たる。

 

普賢延命菩薩は、普賢菩薩(釈迦如来の脇侍であり、独尊としても祀られる)から派生した密教系の菩薩像であり、除災、長寿などを祈念する修法「普賢延命法」の本尊として造像される。
真言系の20臂像と天台系の2臂像がある。
菩薩の乗る蓮華座は、真言系20臂像では4頭の白象によって支えられ、天台系2臂像では3つの頭を持つ1頭の象が支えている。

絵画・彫刻
絵画では、京都府の松尾寺の2臂像(国宝)、広島県の持光寺の20臂像(国宝)のような名品がある。
また、アメリカ合衆国のボストン美術館には12世紀の普賢延命菩薩像が収蔵されており、3頭1体の象が菩薩を支えることから台密系の菩薩であることがわかる。
彫像としては、奈良県法隆寺大宝蔵殿(もと金堂安置)の20臂像などがあるが、遺例はさほど多くない[要出典]。
奈良県五條市の常覚寺は普賢延命菩薩を本尊とする寺院であり、このような例はきわめて稀少である[要出典]。

参照Wikipedia

 

 

 

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