五大虚空蔵菩薩

五大虚空蔵菩薩
五大虚空蔵菩薩は、虚空蔵菩薩のみ5体を群像として表したものである。虚空蔵菩薩の五つの智恵を5体の菩薩像で表したものとも言い、五智如来の変化身(へんげしん)とも言う。五大虚空蔵菩薩像は、息災・増益などの祈願の本尊にもなっている。五大虚空蔵菩薩の名称、方位、身色は次の通りである。
法界虚空蔵(中央、白色)
金剛虚空蔵(東方、黄色)
宝光虚空蔵(南方、青色)
蓮華虚空蔵(西方、赤色)
業用(ごうよう)虚空蔵(北方、黒紫色)
五大虚空蔵菩薩の彫像の作例としては、京都・神護寺多宝塔安置の像(平安初期・国宝)が著名である。京都・東寺観智院安置の五大虚空蔵菩薩像(重文)は、空海の孫弟子にあたる恵運が唐から招来した像である。法界、金剛、宝光、蓮華、業用の各像はそれぞれ馬、獅子、象、金翅鳥(こんじちょう)、孔雀の上の蓮華座に乗っている。

この観智院像は、元は山科(京都市山科区)の安祥寺にあったものである。

五大虚空蔵菩薩

1 法界虚空蔵(中央、白色)

2 金剛虚空蔵(東方、黄色)

3 宝光虚空蔵(南方、青色)

4 蓮華虚空蔵(西方、赤色)

5 業用虚空蔵(北方、黒紫色)