円山公園で野外彫刻 ーMOKI KNIFEー 

 

カスタムナイフを砥ぐ (この動画は、このブログ記事を掲載した次の日に撮影しました。)
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おはようございます。

思いつきで早朝の円山公園で野外彫刻をする事にしました。

実は以前から西洋ナイフを使って彫刻をしたいなという気持ちがありました。

日本の彫刻刀を使い慣れていると非常に彫りにくいだろうなあとは思っていましたが、小学校の頃に見たアニメでナイフを使って動物を彫刻しているシーンが私の頭にこびりついていて、かっこいいなと思っていたのがずっと印象に残っています。

それで彫りにくいかもしれないけれど本気でやればどこまで削れるのかそして表現できるのか、試しに彫ってみたいと思います。

ナイフは西洋ナイフと書きながら実は日本製でMOKI ナイフです。

とても堅いステンレスでしっかりとした刃がつけられます。

購入した源久さんにアドバイスを聞いてこのナイフを選びました。

私はビクトリアノクスという多機能ナイフを持っているのですが、切れるナイフではあるのですが、しかし木を削るには、ステンレスの刃が柔らかすぎます。

刃をつけても彫刻刀のようには上手くいきませんが、しかし日常の道具としては大変重宝します。

 

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1時間半ほど閉店間際まで何本も何本も選びようやく選んだナイフが上の画像のMOKIナイフです。

刃先が短く幅の広いナイフが欲しかったのですが、何種類かMOKIナイフはあったのですが私の欲しいと思っている形の刃先のナイフがこの一本だったので、選ぶというよりもこのナイフしかなかったのですが、色々と物色をしている時間がとても楽しいのでついつい長居しました。

店主さんはわざわざ削りにくいナイフを使わなくても、もっと使いやすい道具を選んだら良いのにと思っていたと思いますが、私はできれば若い人が手に入れたいと思うような、人に自慢できるかっこ良いナイフにこだわっていました。

道具はもっていると必ず使いたくなる物です。

しかし、こういったナイフは男の子がナイフの魅力に憧れて手に入れたのは良いけれども結局、使えずに終わってしまいます。

それだったら、木でも削って彫刻をしたらどうだろうかと思っていました。

削っても思っていた以上に削れないと思います。

それは、刃先が意外となほど鋭利ではなく削り方も甘いからですが、そういった問題点が見えてきたとき、あきらめる人の方が多いと思いますが、その中でもなんとかして今あるナイフを最大限切れる状態までもっていき、そして削る技術を身につけたいと思えるような記事にしたいと思って今回このページをもうけました。

以前にもナイフを使った小さな蓮の作り方をご紹介していたのですが、その時は本当に家にあったビクトリアノクスをそのまま使いました。

元々木を削るために作られた刃先ではないので、削り跡があまり奇麗とはいえません。

中途半端になってしまったところがあるなと自分でも思っていました。

今回はさらに一歩踏み込んで、ナイフの刃にこだわりまた研ぎにもこだわって本当はどこまで精度を高める事が出来るのかという個人的な実験でもあり、私の小さかった頃にこんな人がいたら面白いだろうなあ、と思える人間を想像して挑戦してみました。

今回の野外彫刻は朝6時30分に円山公園で彫刻をすることにしました。

人が少ない時間帯でゆっくりと彫刻をする事が出来ました。

今回使用した彫刻の材料は落ちている枝を使いました。

動画を見ていただければ彫っているのが確認できると思いますが、今回まだナイフの刃先の研ぎが甘かったのと、もう少し枝が太ければ良かったなあと思います。

ですので次回は、ナイフを砥ぐ台を作ってそれに固定しアメリカのアルカンザス地方で採掘されるオイルで砥ぐ天然砥石と日本の砥石の両方を使ってどちらが良いのか比べるところから始めて、しっかりとした刃をつけてみたいと思います。

最後になりましたが、今回彫刻した、合掌した仏さんの一刀彫を掲載して次回に引き継ぎます。

 

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