大隋求菩薩尊像 (梵名:マハープラティーサラー)
この菩薩さまは大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)です。
蓮華部院の一番上の真ん中にたたずんでいます。
この菩薩は八本の腕を持ちます。
右手には金剛杵、剣、斧、三叉戟を持ちます。
左手には炎のある金輪、輪索、宝幢、経典を持ちます。
マハープラティサラーとは「大いなる護符をもつもの」
という意味で、その護符を衆生が求めるに随って災い
を除き願いを叶えます。
日本では、この菩薩さまの真言を唱えて滅罪や子授け
を祈願する信仰が平安時代以降に盛んにおこなわれま
した。
合掌