焔摩天 (インドの古い言葉:Ymama ヤマ)
の天部の仏さまは、焔摩天(えんまてん)です。
肌の色は赤黒く、右手に檀挐杖を執り、左手は拳を腰に当てます。
檀挐杖の先端には半月、人頭があります。
外金剛部二十天の一つで、北方に位置します。
五類天の中では水居天に属する際叱迦主(せいたか)の一。
十二天、八方天の一で、南方を守護します。
密号と呼ばれる名前では、金剛葛羅と呼ばれ、葛羅はサンスクリット語のカーラの音写で、時間を意味しています。
真言では焔摩天を時間の尊とみています。
時間は人間の死をもたらし、この世を破壊するので神格化されたものです。
合掌