除憂闇菩薩尊像 (インドの古い言葉、Sokatamonirghatana ショーカタモ―ニルガータナ)
この菩薩さまは除憂闇菩薩(じょゆうあんぼさつ)です。
肌の色は白肉色、左手を拳にして腰に当て、右手で木の枝を持ちます。
除憂闇という名前の通りすべての人々の憂悩や暗愚を取り除く徳を表しております。
この右手で持っている枝は、楊柳という説もあるようですが、無憂樹の枝です。
この枝はインドではアショーカとよばれており憂悩がないという意味を表しており、その枝で人々の煩悩を払います。
釈尊の生母摩耶夫人はルンビニー園でこの木の枝に手を差し伸べた時に、一切の憂いなく釈尊を産んだと伝えられています。
合掌