金剛笑菩薩尊像(インドの古い言葉:Vajrahasa ヴァジュラハーサ)
この菩薩さまは金剛笑菩薩(こんごうしょうぼさつ)です。
両手を耳の側に挙げて、金剛拳にして耳の背を押さえる勢にする。
宝生如来の四親近のうちの一尊で、宝生如来の南(図では左)に坐ります。
金剛幢菩薩尊像の布施波羅蜜の行願いが円満し、普く衆生を救済し、あらゆることが成就したことを大いに喜び微笑するのがこの尊像の働きです。
この尊像は衆生を救う一切如来の希有な出現に対する毘盧遮那如来の誓願でもあります。
そして、それは金剛薩埵の三摩地の喜びの境地でもあり、この喜びの笑いが一切の衆生に安楽と利益をもたらします。
合掌