金剛光菩薩 (インドの古い言葉 Vajrateja ヴァジュラテージャ)
今回ご紹介する菩薩さまは金剛光菩薩(こんごうこうぼさつ)です。
左手は拳にして腿(もも)におきます。
右手には日輪を持ちます。。
宝生如来の円内のグループのうちの一尊で宝生如来の東側、彫刻では下の位置になります。
宝生如来が持つ宝珠の輝きを身体としますが、このことを手に持っている日輪で表現しています。
この輝きは闇に喩(たと)えられる衆生の無知を打ち砕き、衆生と仏のあらゆる世界を輝きで包み込みます。
山川草木すべてを金色にする働きがあるとされています。
また別のお経では自ら光を発すると、帝釈天や梵天などあらゆる神々や人々も直視することができないほどの威光がありますので、全世界の生き物はみなこの威光に従うとされています。
また別のお経では、すべての如来がこの輝きを獲得し、あらゆる仏があらゆる衆生に光明を注ぎ、衆生の無知の闇をやぶるとされているようです。
合掌