不思議慧童女・ふしぎえどうにょ(梵名:Acintyamati アチントヤマティ)
身色 肌色
手 両手で杖を持ち杖の上には半月があり、その上に星形がある。
姿 ひざまずいて蓮華に坐す。
『諸尊便覧』や『諸説不同記』には、サンスクリット名をキンカリニー(Kimkarini)とあります。
キンカリニーとは召使の女の意味で、不思議慧童女の尊名というより、この尊の左右に配された奉教者を指すとおもわれます。
不思議慧童女の尊名は文殊八大童女の一尊ですが、その由来は不明です。
不思議慧童女を中心とした5尊は、トムロの5尊と対象に配されており、真言も同じものを用いています。