9 天鼓雷音如来

天鼓雷音如来 北方(画面では左方)に位置し「涅槃」(悟りが完成すること)を表す。

金剛界五佛の不空成就如来と同体とされます。

不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)

梵名アモーガシッデイ (अमोघसिद्धि [amoghasiddhi])は、仏教における信仰対象である如来の一尊。
三昧耶形は羯磨金剛(十字に組み合わされた三鈷金剛杵)。種子(種子字)はアク(aH)。
密教における金剛界五仏の一尊で、金剛界曼荼羅では大日如来の北方(画面では大日如来の向かって右方)に位置する。

仏の悟りの境地のうち、唯識思想で言う「成所作智(じょうしょさち)を具現化したものである。

これは、何物にもとらわれず実践するという意である。

原語の「アモーガ」は「空(むな)しからず」という意味で、この如来が何事も漏らさず成し遂げることを示す。

印相は、左手は腹前で衣を掴み、右手は胸の高さに上げて手のひらを前に向けた施無畏印(せむいいん)を結ぶ。
胎蔵界の北方、天鼓雷音如来(てんくらいおんにょらい)と同体であると考えられている。

また釈迦如来と同一視されることもある。
日本における不空成就如来の彫像は、五仏(五智如来)の一として造像されたものが大部分であり、不空成就如来単独の造像や信仰はほとんどないと言って大過ない。
真言
オン・アボキャ・シツデイ・アク

参照 Wikipedia

 

 

 

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