お地蔵さんのお顔の彫刻 5

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この段階になってくると、彫刻として面白くなってきます。

それと同時にちょっとした彫刻刀の動かし方次第で表情が随分と変化します。

 

 

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斜め横から見ると首がまだ出ていませんが、この首の奥行きは最後まで残し気味の方が失敗が少ないです。

実は彫刻を始めて間もない頃はこの首の凹みにこだわりすぎて仕上がったときには首が彫り過ぎになってしまう事があります。

そいういうこともあり、首の凹みは迷ったら彫らないのが鉄則です。

 

 

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耳の彫刻は耳の穴をまず最初に決めます。

そして、穴を中心に彫刻刀で薄らと刻みを入れます。

 

 

 

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何度も何度も顔に描き込みます。

描いた線を基準に薄らと刻みを入れます。

すると線は消えますが、消えた時に表情を確かめ少し違うと感じたらその箇所にまた加筆して、繰り返します。

繰り返しても全く解決しそうにない場合はしばらく休んでください。

一生懸命取り組んでも、失敗する確立が高くなるだけです。

しばらく離れるとどこが彫り足りないのかよくわかるようになります。

 

 

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お顔の表情は本当に微妙な場所なので、一度で決めようとは思わずに眼は薄らと彫りながら微調整できるように彫りすすめます。

 

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お地蔵さんのお顔を彫刻 4

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顔の右側を目と鼻を彫っています。

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耳もまだまだ出てきますが、ほんの少し段差をつけて耳を削りだします。

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このぐらいになると耳の後ろの段差を作ると、首回りが見えてきます。

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顔の表情を制作する上で鼻と頬と目の境を彫る前に小鼻の幅を決めます。

先の話になりますが、小鼻の下の二つの穴を若干緩やかに形作ることを想定しておきます。

唇は、小鼻の幅よりも若干大きくなります。

その感覚で、下唇の両端を深く彫ります。
すると、唇の真ん中はつながっているのですが、上唇と下唇が分かれているように見えます。
唇の両端だけを彫り込んで唇の雰囲気を出します。

そして唇の真ん中はあまり触らずに軽く彫る程度にしておきます。
するとメリハリのある顔になります

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難しい唇ですが仏像の口元の練習を何度も繰り返して口元だけを練習すると、上達も早いです。

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丸刀を使って眉と目の間の溝を彫りだして、目に膨らみをつけます。

 

 

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目はまだ奥にいくので、少し大きめに残しながら微調整して所定の位置までもっていきます。

まだまだ残しておきます。

 

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左目の真ん中を上から少し印刀を使って削ると、仏様のような雰囲気になります。

荒彫りの状態から仏様の雰囲気を作りながら彫りだします。

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目を上にあげていきます。

下図線は雰囲気で描いています

まだまだしっかりと決めようとはしません。

あくまでも仏様らしい雰囲気を一刀一刀の加減で模索しています。

 

 

 

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雰囲気だけを見ていたので左右対称ではありません。

自分が仏様らしいと思う表情を左右確認して思っている表情に近いところを反対側に反映させます。

 

 

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お地蔵さんのお顔を彫刻 2

 

 

前回の下図線を描いた状態からしばらく日数が経過しました。

調べてみると前回投稿日は2月12日で2ヶ月以上前でした。

わかりにくいと思いますので下にリンクを張っておきます。

お地蔵さんのお顔を彫刻

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まずは顎の下に少し余裕を持たせて線が引いてあります。

その線に沿って鋸を入れますが、横の面を確認しながら入れすぎないようにします。

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鋸を入れる深さは鼻先から耳の間の丁度半分です。

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横から見て斜線を引いた場所に平刀の彫刻刀で削っています。

撮影しながらの彫刻なので変な持ち方になっていますので真似をしないようにお願いします。

 

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鼻を頂点として真上から木を割るような感じで一気に削ります。

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削った跡(ほぼ割っています)

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反対側も

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後ろは耳の頂点を意識して同じように削ります。

 

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頭頂部の丸みをだしますが、大きい面を残しながら削っています。

大きい面を出すのが難しいと思われたら、最初は刻み面が小さくなっても大丈夫です。

沢山顔を彫って、少しずつ荒彫りの面を大きくできるように意識して練習します。

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造佛記、香佛舎の謎の英訳者セイタロウとは

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私のウェブサイトを見て、仏像を彫り始めた人がいます。

後にウェブサイトの英訳をしてもらう、セイタロウ(ペンネーム)さんです。

カッターナイフを使った仏像彫刻の彫り進め方の記事を検索エンジンでヒットしたのがきっかけでセイタロウさんと出会いました。

もともと様々な手仕事を経験していたので飲み込みが早く、今では本格的な彫刻刀の印刀一本を使って仏像の彫り方を練習されています。

当初、このウェブサイトを作るにあたり、日本国内にしか目を向けていませんでしたが、セイタロウさんからメッセージが届いたのは国内ではありませんでした。

セイタロウさんは日本人ですが今は遠い国に住んでいます。

セイタロウさんの住んでいる場所には切れる刃物はないのですが、私にメッセージを送る前は、限られた道具の中で工夫し苦心して仏像を彫られました。

私はカッターナイフならどこでも手に入るだろうと浅はかに考えていたのですが、現地の刃物は日本で販売されている安いカッターナイフの切れ味にも及ばず、そうとう削るのが難しい状況だったと思われます。

それでも仏像の形に彫り上げられたのはたいしたものだと思います。

仕上がった仏像を奥さんにプレゼントされてご家族皆さん大変幸せな気持ちになったとの内容のメッセージを2014年10月9日にいただきました。

私は本当に嬉しくなって、このサイトが人を幸せに出来たのだという気持ちと、日本から離れて暮らしている日本人の方々が日本のものに飢えているという事を知りました。

彼とメッセージをやり取りしていて既に半年近くなっていた事にあまり気付いていませんでしたが、時間の経過は早いものです。

その間膨大な量のメッセージをやりとりしてました。

彼は、日本で後悔を残して今は遠い国で生活をしているのですが、それを全て自分の傲慢な心が引き起こしたもの、それらを沈め、縁の下の力持ちになり、出しゃばらずに仏像を彫りながら人格形成をしていきたいという気持ちで彫刻に励んでいらっしゃいます。

私が以前自分のサイトの英訳を勉強しながら進めていきたいという記事を書いたのですが、それを見たセイタロウさんが是非私に英訳をさせてくださいとのメールを頂きました。

しかし私は英語を勉強しながら、ウェブサイトを全て一人で制作する予定だったのですが、私は英語が苦手です。

彫刻とウェブサイトを作る事で手一杯でいつかは英語をマスターしたいという気持ちはありました。

そんな中彼の英訳したいという気持ちは、私にとって願ってもない事だったのですが、そうなると彼の仕事、そして家族の時間を削る事になり、私としては心苦しく思いました。

しかしセイタロウさんはこのサイトの力になりたいという気持ちが木彫を続けていくうちにどんどんと強くなっていたようです。

そこで、家族と仕事に支障がないよう余裕を持って、まず始めに彼が私にメッセージを送りたいと思ったきっかけである、香佛舎でやりたい事という記事から英訳を始めました。

私は、いつでも良いので数ヶ月かかろうがあまり気にしないよう悠長に構えていましたがその2日後にはすでに英訳を終えていました。

あまりの早さにびっくりして、次の英訳も任せる事になり、それが徐々に増えついに私のウェブサイトの骨格があっという間に完成するに至りました。

そこで私は一つ提案をしました。

英訳をしていただいた功労者のセイタロウさんの本名と英訳に至るいきさつを記事にして書いて皆に見てもらったらどうかということです。

すると彼は、ありがたい話ですが、それにより私に傲慢な気持ちが芽生えるのではないかと心配されてました。

そのような経緯から本名の掲載は今の段階では避け、後に時期がきたら本名に変更し今の段階では仮にセイタロウという名前で掲載をすることに致しました。

彼も私も半人前、これからさらなる飛躍を目指し自分たちに自信が付くまでは地道にそして楽しくコンテンツを増やしていければと思っています。

仏像の顔の表情 お地蔵さん

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自身のブログを読み返していると、チャレンジ3の仏頭の仕上がった写真がなかったことに気がつきました。

私はブログを書きっぱなしで、後で読み返したりした方が良いと思っているのですが、なかなか書く事で手一杯の状態です。

しかし、お顔の仕上がった彫刻をこのままのブログの更新頻度でいけば、来月末頃になり、ちょっとそれでは遅すぎると思いまずは途中段階を飛ばして仕上げた状態を掲載したいと思います。

 

 

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仏像のお顔は横から見ると額から鼻口顎首の輪郭線だけをとってみても仏像らしく見えたり見えなかったりします。

私は平安時代の仏像の横顔がとても美しいと思っていて、その輪郭線だけ取り出してもとても美しいという事に気がつきました。

もし仏頭を上手に彫りたいという方がいらっしゃいましたら、それぞれ大好きな仏像の横顔の輪郭線を型紙で取って、型紙を当てがいながら、横顔の輪郭線を彫りだすと、それだけでかなり勉強になります。

 

 

 

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耳の彫刻は最初に耳の穴を決めると次の彫刻に進みやすいです。

 

 

 

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完成

仏像の顔を紙粘土で制作 ー お顔の表情の修練 8

完成

とりあえず一旦完成としますが、これから先も気になる箇所がでてきたら、補正を繰り返します。

しばらく置いておくと、さらに乾燥して固くなりますので木で作った木べらのようなものだと補正が難しくなり、そういうときは切れなくなったカッターナイフなどを使って削ります。

また盛り上げたいところや削りすぎたところなどは柔らかい紙粘土で埋めたりして整えます。

 

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その他の木の心棒の作り方

紙粘土を成形する木の彫刻刀(木のヘラ)を作る

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 1 

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 2

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仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 8

 

仏像の顔を紙粘土で制作 ー お顔の表情の修練 7

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指に水をつけて全体をならしました。

それから竹串や木ベラなどを駆使して、唇、や目に筋をいれています。

 

 

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もし氷を砕くアイスピックのようなものがあれば、作業がスムーズにいきます。

金属なので、思う通りの線がきっちりと出す事が出来ます。

 

 

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耳の穴を基準にして筋を引いていきます。

 

 

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完全に乾いていないので、削ると表面ががたがたします。

後で修正するでこの段階では細かいところは気にせずにフォルムを気にして全体を彫りだします。

 

 

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あとは、木べらに水をつけて表面を整えます。

するとぼこぼこしていた表面の中に粘土が埋まります。

 

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木べらの先に水を浸して少しずつ押さえつけながら仕上げていきます。

 

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その他の木の心棒の作り方

紙粘土を成形する木の彫刻刀(木のヘラ)を作る

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 1 

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 2

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仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 4

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仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 6

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仏像の顔を紙粘土で制作 ー お顔の表情の修練 6

 

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前回制作した状態から一日経過しました。

身の回りにある竹串と定規を使い中心線と額口の横線、目のライン、唇のラインを全幅の3分の1の長さの幅に均等にひきます。

 

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側面も同じように引きます

 

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少しずつ目決めていますが最終的な目の位置はこの位置に決まるかどうかまだわかりませんので、全体を見ながら代替の位置を一度きっちりと決めてみます。

そうすると全体の雰囲気が見えてきて、鼻の位置などが見えてきます。

 

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先ほど目の位置を決めましたが、少しボリュームを持たせるために目の周りを削ったり、盛り上げたりして立体感を出します。

 

 

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耳の下の位置は紙粘土に引いた下線より若干でます。

 

 

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後頭部はこぶみたいなのが二つ出ていますがこれは無理して作らなくても良いです。

 

 

 

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耳の位置から顎のラインのくぼみをつけます。

 

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顎と首の関係が決まってくると、全体像が見えてきます。

 

 

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その他の木の心棒の作り方

紙粘土を成形する木の彫刻刀(木のヘラ)を作る

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 1 

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 2

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 3

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 4

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 5

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 6

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 7

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 8

challenge 3  顔と手をリアルに再現

仏頭

仏頭

握り手

握り手

開き手

開き手

challenge 3

challenge シリーズも第三弾目になります。

カッターナイフで仏像彫刻→一本の印刀で仏像彫刻→複数の彫刻刀で仏像彫刻がこの段三段目にあたります。

第三弾目の次がこのブログでも以前ご紹介しました寄木造りの制作行程にでてくる釈迦如来坐像と吉祥天像で、その他の彫刻としては初音ミクの制作行程です。

つまり第三弾目の顔と手がきっちりと彫る事ができましたら、全身像を彫刻したとしても、スムーズに入っていけます。

彫刻刀を握るのが小学校以来経験がないという人もいると思いますしそういう人の方が大半ではないでしょうか。

カッターナイフで仏像彫刻から始めなくてもいきなり第三弾目の顔と手を挑戦しても私はかまわないと思います。

また、初音ミクの彫刻から初めても問題ないと思います。

私も彫刻を習い始めた頃は、無謀な挑戦をよくしました。

失敗しないように、そして手本のように作ろう、作れるはずだと自分に言い聞かせて難しい事にチャレンジしました。

しかしなかなかうまくいかず沢山失敗して基本の大切さを痛い程知る事になりました。

しかし、基本から順を追って彫刻をするのもなんだか面白くないと思います。

本来ならば基本の大切さをアピールしないといけないのですが。

しかし、なぜ彫刻をしたいのか、なぜピアノが弾きたいのか、なぜサッカーがしたいのか、それは一流のプレーや作品の凄みに感動して、自分もそんな風になりたい、作りたいという気持ちが心の底からわき上がってくるからです。

いきなり応用をやりたいと思うはずです。

その気持ちを大切にして、無謀な挑戦をどんどんする事で自分の特性がどういうものか人知れず黙って挑戦してみてください。

仏像の顔を紙粘土で制作 ー お顔の表情の修練 5

今日、紙粘土で制作している仏頭が完成しましたのでまずは動画にしてみました。

 

前回の動画の続きです。

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二日、置いておきました。

固くなりすぎないように調整しながらビニール袋にいれていました。

 

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道具は三種類ありますが、紙粘土を成形しながら木の彫刻刀の先を少しずつ修正して、削りやすい大きさにしていきます。

 

 

 

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丸刀のように目と鼻の間にくぼみをつけています。

顔の中は何度も言うようですが、難しいところが沢山あります。

木彫だと一発勝負のところがありますが、紙粘土だと何度も失敗できるので、ここで何度も何度も思い切って削って沢山失敗してください。

上達を早くするのは、大胆な彫刻です。

 

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カッターナイフは一度使うと切れなくなるのを覚悟してください。

その時のために替え刃も用意しておいてください。

 

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削りすぎたところは柔らかい紙粘土で補修します。

 

 

 

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目鼻口耳の輪郭線が見えてきたら、水をヘラに含ませて表面をなぞります。

 

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最後にビニールに入れて今日の作業は終わります。

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その他の木の心棒の作り方

紙粘土を成形する木の彫刻刀(木のヘラ)を作る

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 1 

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 2

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 3

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 4

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 5

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 6

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 7

仏像の顔を粘土で制作ーお顔の表情の修練 8