木彫で初音ミクの制作をしてみる

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木彫で初音ミクの制作をしてみる

木彫りの初音ミクを制作してみる 2

木彫で初音ミクの制作をしてみる 

 

木材をつかって3D加工がどこまでできるのか気になって検索したところNCルータで立体的に加工している動画を見つけました。

その時のモチーフが初音ミクです。

それが初めて、真剣に見た初音ミクでした。

自動的にドリルと土台が動きそして出来上がっていくさまをみて最後の仕上げがどうなるのだろうと思ってみていました。

ドリルで仕上げるため、シャープな彫り面ではなく、どうしてもガサガサした面になってしまうようで、そこは少し残念でした。

しかし機械で荒彫りして人間が仕上げるようにすると、クオリティーがぐっとあがるだろうなあと感じてみていました。

そんなことを空想していると自分でもどうしても彫りたくなってきて、今回の制作を開始した次第です。

遊びで彫るとはいえ、かなり真剣に彫っていきます。

特に顔の表情は、気合を入れて彫ります。

道具は挑戦したいという人が出てくるかもしれないので、必要最低限で制作をしていきたいと思います。

一番上に道具の彫刻刀が画像で掲載しておきましたが、このページでは一番右の彫刻刀のみを使っています。

まだ仕上がっていないので彫刻刀がどの種類まで必要なのかわかりませんが、どうしても他の彫刻刀が必要だと感じたらプラスしていきます。

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私はきっちりと下書きをせずにIpadで見ながら、着物姿の初音ミクに私オリジナルで抹茶椀を持たせてラフに描いています。

「御相伴いたします」、「お先にちょうだいいたします。」もしくは「御薄いかがですか」どのテーマにしようか彫りながら考えてみます。

 

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初めて刀をいれます。

 

 

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まずは初音ミクを浮き立たせていくため周りを削ります。

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抹茶椀が一番出っ張っているのでその周辺を削ります。

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ラフに書いた下書きが消えかけたら加筆していきます。

実は初めて彫る人には非常に難しい彫り方になっています。

というのもきっちりとした線を木に移しその線の通りに輪郭線を削り最初のラインを消さないように削るのが優しい制作方法だと思いますが、私は、細かな修正を加えながら彫りたいので彫りながら違和感が出てきたらその部分を修正し新たにラインを描きなおすやり方をしています。

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香佛舎 木彫りの初音ミクのギャラリー

木彫りの初音ミクの制作工程

 

 

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彫りだして消えた線を改めて鉛筆で下図を加筆した状態です。

私は顔を早い段階で彫りだすのですが、初音ミクの場合、前髪の奥に顔があります。

この状態だとお顔を彫るのが難しいのでまずは前髪をきっちりと決めます。

少し余裕を残しながら前髪のラインを彫刻刀で立て込みを入れ丁寧に奥の顔の表情を作っていきます。

 

 

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顔→抹茶椀→着物の衿→前髪→顔という順番を何度も繰り返します。

一発で決めないほうが良いですよ。

 

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この段階で手を大まかに出していきます。

しかし親指以外の指はまだ溝を彫りません。

親指とその他の手という感じに思っておいた方が良いです。

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この段階に来ると目のくぼみをつけますが、これは全体の感じ雰囲気を見るためであくまでも目安です。

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この段階では肩が広すぎで若干猫背に見えます。

そして左のひじがボリュームがありすぎです。

この段階までは一つ一つの線を浅く浅く彫るように心掛けます。

深くするのは仕上げの一歩手前の時に深く彫るところと浅く残しておくところを考えて刀を入れますのでその時のお楽しみに取っておいてください。

また一日経過すると他にも気になる点が出てくるので、深追いせずにこれで二回目を終了します。

 

香佛舎 木彫りの初音ミクのギャラリー

木彫りの初音ミクの制作工程

 

 

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前回の彫刻で気になっていた猫背ぎみを徐々に修正していきます。

背筋を伸ばすために顔を彫りこんで顔を奥に沈めていきます。

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肩も少し大きいので肩幅も狭くしていきます。

着物の袖のラインもまずは鉛筆で下書きをして、全体の雰囲気を見てみます。

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髪の毛を束ねた向かって左側の髪の毛の塊をもう少しボリュームを出したいので少し膨らませてみます。

 

 

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全体を漠然と彫刻したら、下書きを改めて書き込んでいきます。

最初にきっちりと決めて彫刻をしていないので、漠然と彫り進め修正できる範囲内で浅く彫り、下図のように鉛筆で下書きをして初めてきっちりと彫りだします。

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今回は下図線を書き足した時点で休憩します。

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    木彫りの初音ミクの制作工程

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