平成29年5月4日木彫り曼荼羅のお披露目会

木彫りの曼荼羅を彫り始めて構想から5年ほど経過いたしました。

まだまだ荒彫りの段階で、本来ならばお披露目するべきではないと思いますが、個人的に木彫りの面白さは荒彫りにあると思っています。

それで試しにこの荒彫りの段階をお披露目しようと思いつきました。

荒彫りの仏像は他にも十一面観音立像、他多数お披露目いたしますが、仕上がっている仏像や香合仏また茶道で使う香合なども展示させてもらいます。

また曼荼羅の彫刻の削り方などもお披露目できたらと考えています。

今回のお披露目会は個展でもなくグループ展でもない、みなさんとともにその時間や空間をお茶でも飲みながら、しょうもない事を言って過ごせたらと考えています。

 

また私が制作したものだけでなくこの度お部屋をお貸しくださる大雄寺様が盆石をなさっていることもあり、美しい盆石も拝見する事ができます。

また特別ゲストに漆だけで作った器を完成された、漆職人さんもご参加いただけます。

カバンに入るぐらいの小さなもの限定ですが、ものづくりをされている方で作品など持ち寄っていいただけたらお互い見せ合いっこしても面白いかなと考えています。

その際は是非とも何か持ってきてください。

今回の展示は荒彫りですが、次回はいつになるかわかりませんが中仕上げ、そして最後に完成という三段階形式で展示できたらなと勝手に考えていますが、なにぶん数が多いので、いつになる事やら、できるのかどうかもわかりませんが、今後繋げていけたらと考えています。

このページは少しずつ加筆していきますので、その都度ご確認の程よろしくお願い致します。

日時 平成29年5月4日(木)

時間 10時〜16時 

抹茶 お菓子 (平安殿)付き 500円

場所 大雄寺 (一番下に地図を掲載しておきました)

 

 

茶室は両側からお庭からの光が差して、大変明るいです。 ・ 上品な空間でとても、いやされます。 ・ こちらのお寺には映画監督である故山中貞雄さんのお墓が建立されています。 ・ 映画監督である山中貞雄さんは当時28歳という若さでお亡くなりになられました。 ・ 死後3年経った1941年、彼を慕う映画関係者たちの手により菩提寺である、ここ京都�・大雄寺にて「山中貞雄之碑」が建立されました。 ・ 5年間の監督生活で発表した監督作品は全26本、そのうち紛失や戦災で焼失したたままとまった作品として現存するのは『丹下左膳余話 百萬両の壺』、『河内山宗�俊』、『人情紙風船』の3作品のみのようですが、その影響力は現代でも映画関係者などの間ではカリスマ的存在として参拝が後を絶ちません。 ・ 今ではYouTubeで人情紙風船を検索すると全編見ることができます。 ・ 100年近く前の人の息遣いが垣間見れてとても面白いです。 #山中貞夫 #映画 #映画監督 #大雄寺 #寺 #茶室

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阿弥陀如来立像 なかなか進みませんが、ここまで彫り進めると今度は修正彫りになります。 ・ 違和感が見えたら修正するような感覚です。 ・ 平安貴族を魅了した質素でいて美しく上品な阿弥陀様に近づけていきたいですね😌✨ ・ #木彫り #彫刻 #仏像彫刻 #仏像 #阿弥陀如来 #あみだ #阿弥陀 #如来 #木造 #檜 #ひのき

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平成27年 早朝の秋の南禅寺を撮影してきました。

まずは動画から

京都の早朝は撮影には撮影には最適な時間帯です。

南禅寺に到着したのは早朝6時40分ごろでした。

観光客もこの時間帯にはさすがにくる人が少ないですが、それでも本気のカメラマンや、真剣に撮影をする人がポツリポツリといらっしゃいます。

したの南禅寺の門を見ていただくと奇跡的に人が誰も写っていませんでした。

こういう写真が撮れるのも早朝に出てくる特権だと思いますが、タイミング的にも一瞬でした。

しばらくするとおっちゃんが門の下で体操を延々と始めていました。

今回の撮影は時間が経てば経つほど人が増えていくので最初に大きい画面で南禅寺を抑えて徐々に紅葉のアップとか小さな対象物に変えていくというやり方でできるだけ人を映さないようにさせていただきました。

 

 

 

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林益郎さんの京都初個展

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最終日ですが林益郎さんの個展に行きました。

一点一点、薪を使って窯で焼成して作品作りをされています。

お茶道具がメインですが、他にも酒器や花器などの道具も手がけられています。

私は朝鮮の古い粉引の茶碗が好きなのですが、彼の作品にも私の好きな粉引の器が沢山あります。

林さんはお花をされているので、お花を生けられる人の気持ちを意識しながら作陶されているのか、花を生ける器がさらにお花を引き立てます。

使えば使う程、馴染んできて落ち着いてさらに良い雰囲気になるのではないだろうかと想像しながら拝見していました。

本日最終日ですが、四条花見小路の近くの祇園小舎で開催中です。

 

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林益郎君のFacebookページです。

 

京都の骨董街 新門前 吾目堂 鉄斎堂 1 ー新門前周辺と鉄斎堂ー

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今日は、主に日本や中国のアンティークを扱う夢工房吾目堂さんへ行く用事があったので時間に余裕を持って京都の骨董街の一つ新門前周辺を散策してみました。

途中に鉄斎堂という日本画を主に取り扱った建物にふらっと入って目の保養をして楽しんでいました。

鉄斎堂では日本画の展示会をしていたのですが、林司馬 ー模写の世界展ーが開催されていました。

 

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最初にご紹介しました鉄斎堂です。

林司馬さんの描いた日本画ははじめてみますが、精密模写という繊細な線の描き方が何ともうつくしかったです。

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遠い国からの贈り物

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思わぬプレゼントをいただきました。

遠い国で仏像彫刻を挑戦されている方からワラジを送ってもらいました。

ワラジを手に取ってみると、その瞬間、すごく丈夫なワラジだという事が実感として伝わりました。

ぎゅっと固く編み込まれているようで、全体的に固いのですが、使っているうちに柔らかくなり自分の足の形に馴染むのではないだろうかと思われます。

そして、ワンポイントに青い筋が入っていて、洒落た雰囲気で着流しにとても似合いそうなワラジです。

送っていただいた方の尊敬しているワラジ職人さんが丁寧に編んで作られたもので、本当に造りがしっかりとしていて鼻緒もとても丈夫に出来ています。

実は一昨日の新年会に使いたいと考えていましたが、転送先の郵便局にまだ届いていないという事だったので今回はあきらめました。

しかし次の機会にワラジを履くための自分企画を考える楽しみが一つ増えました。

そして貴重なワラジを送っていただいた方には大変感謝をいたします。

本当にありがとうございました。

合掌

晩秋の嵯峨と落柿舎とおかもと勇楽さんの柿

YouTube動画です。

(YouTubeからでも「造佛記」もしくは「落柿舎 柿」「おかもと勇楽」で検索するとでてきます。)

京都観光は京都にに住んでいるとなかなか思うように足が運ばない様で、以前より落柿舎へ行ってみたいと思っていたのですが、ようやく重い腰を上げて今回行ってきました。

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四条大宮から嵐山駅までの間を走っている嵐電を使って嵐山まで行きました。

駅に降りると想像以上の大勢の観光客でした。

 

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途中、バイオリンとピアノを奏でる二人組に遭遇しました。

バイオリンを生で聴く機会がほとんどない私は、しばらく立ち止まって二人が奏でる演奏を楽しんでいました。

Everlyというグループ名で兄弟で活躍されているようです。

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しばらく赤と黄色の景色を楽しんでいたので青一色の竹林の景色はとても幻想的な雰囲気でした。

 

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竹林を抜けて落柿舎へ向かいます。

 

 

 

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落柿舎の看板の内容です。

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ここは、蕉門十哲の一人として名高い向井去来(慶安四年(1651)〜宝永元年(1704)の閑居の跡として知られている。
当時、庭に会った四十六本の柿の実が一夜のうちにほとんど落ちつくし、かねて買約中の商人を気の毒に思って価を返してやった。
これが落柿舎の名の由来である。
芭蕉も晩年、三度当庵を訪れ、名作『嵯峨日記』を著した。

庭には去来よんだ

柿主(かきぬし)や梢(こずえ)はちかきあらし山

の句碑がある。
去来は長崎の生まれ、芭蕉に指事して俳諧を学び、その芭蕉をして「落葉に去来ありて、鎮西に俳諧奉行なり」といわしめた。
かつて武人であった去来は極めて篤実真摯な人柄で、芭蕉に仕えるさまは、ちょうど親に対するようであった。
その句は

鴨なくや弓矢を捨てて十余年

はよく知られている。

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落柿舎でしばらく落ち着いていていました。

そこは美しく清楚な寂びを感じられます。

外に出ると大勢の観光客に囲まれますが、この中だけは、人ごみを気にする事なくゆっくりとした時間が流れています。

私は俳句を作るような文化的な側面を持ち合わせていないので、さらっとこの時の心情を俳句で表せたらとても素敵だろうなあと思っていました。

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落柿舎には一見、本物の柿かなと思うような、柿の置物が見られます。

 

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何気ない物ですが、建物の土壁や昔使われていた物かなと思われるような、ちょっとした物がとても美しく感じます。

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落柿舎の近所に嵯峨土面 ・土鈴(おかもと勇楽)というお店あります。

先ほど落柿舎で見つけた柿の置物をこちらで制作販売されているそうで、早速拝見させてもらいました。

柿の置物を手で持つとカランコロンと音がしました。

置物だと思っていた柿は鈴でした。

 

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こちらが主人の岡本さんが丁寧に制作されている工房です。

 

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鈴の柿の他にもかわいらしい置物が販売されています。

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落柿舎

入園料 200円

入園時間 9時〜17時(1月、2月は10時〜16時)

休日  12/31、1/1

お問い合わせ TEL:075-881-1953

 

小さな鈴の柿のお店

嵯峨土面 ・土鈴(おかもと勇楽)

営業時間 9時〜17時

電話番号 075−882−1135