愛しい作務衣3 

 

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二張の和傘のご主人が家の中では作務衣を大事に着こなしていたのを思いだします。
作務衣がとても体にフィットしていて、それでいて動きやすそうな雰囲気でした。
とても長く使われているのか、作務衣の生地の藍染めが落ち着いた色になっていました。
そして普通の作務衣とは違うところの一つに腕を通すところが袖口までシャツのように細くなっていました。
普通の作務衣なら袖が大きいので、大きいと作業の邪魔になりそうですが、それはとても作業がしやすそうでした。

あるとき作務衣の話になりました。
私が良い作務衣を探している事と着用している作務衣がどこで手に入れたのかが知りたかったのですが、それは特注で作ってもらったようでした。
袖口の細いのは空手着を見本に注文をされていました。

もともと、作務衣は作業着として使われていたのですが、現代では様々なバリエーションで着用されるようになりました。
私は作務衣という作業着がこのように昇華されてつかわれるのは、ジーンズに似ているように思います。
ジーンズも元々は炭坑夫が仕事着として着用されていたのを、現代では様々なファッションに取り入れられ本来の作業をするという目的からはかけ離れてはいますが、作務衣も作業着という立場の作務衣と作業をすることからは離れて見た目を意識したもっとより多くのバージョンが出てきても面白いように思います。

時には、スーツ、時には作務衣、時には着物、時にはTシャツ、時には浴衣、時にはジャージと様々なバリエーションを毎日の生活に取り入れて楽しむのも面白いのではないかと思います。

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愛しい作務衣 2 ー持ち物ー

前回、私の作務衣の使い方をお話をさせていただきましたが、今回はその持ち物として風呂敷と巾着と手ぬぐいと袱紗入れを簡単にご紹介いたします。

 

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作務衣や和服や浴衣にはやはり和物が合いますが、和物でも様々な材質があります。

特に上の画像の向って左側の印伝の巾着袋がとても気に入って使っています。

右側の巾着は友禅染めが施されているのでとても繊細で少し使う場所が限られてきます。

 

 

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お茶の御稽古で毎回つかう袱紗入れです。

麻の生地に柿渋で染めています。

全体的に渋くてとても良い味になってきています。

すでに10年以上利用しています。

 

 

 

 

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柿渋染めの袱紗入れ 染司よしおか

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手ぬぐいです。

普段は襟元に巻いてつかっていますが、ハンカチ代わりにもなります。

一番上の二種類以外は、この前遊びに伺った亀仙工房で手に入れた物です。

ぼやっとした色目の作務衣にははっきりとした色を持ってくるとバランスが取れるように思います。

逆にはっきりとした作務衣の色ならぼんやりとした雰囲気の手ぬぐいがあうのではないでしょうか。

 

 

 

 

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上が亀仙工房

 

 

 

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風呂敷です。

手前が一番使う頻度が高いです。

上の二枚の風呂敷は人に何かお渡しするのに包むのに向いていますが、買い物などでレジ袋の代わりに使うには上等に見えすぎて使いにくいと思います。

ほとんどレジ袋として利用していますが、鞄の代わりにも使えます。

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上と下の画像は同じ物です。

裏面が下の用に紫色になっていますので、折り目から見える色の違いが、とても奇麗です。

普段使いにもつかえますが、人に何かプレゼントを包んで持って行くのに重宝します。

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紫野絹の風呂敷です。

茶道具などかしこまった物を包むのに大変向いています。

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愛しい作務衣1 ー作務衣の質感とブランドー

ちまたにはSafari ( サファリ) VOGUE(ヴォーグ)Begin(ビギン)世田谷ベース、他にも沢山のお洒落を楽しむためのファッション誌が数多く用意されていて、多くの人達の目を楽しませたり、ファッション誌で紹介されていた服や物などを手に入れるとモデルさんのように自分をかっこ良く見せてくれるのではないだろうかと胸をわくわくしながら手に取る人もいるのではないでしょうか。

私もその一人です。(笑)

世の中にはどれだけの種類のファッション誌があるのかわからないですが、種類が豊富にあるという事は、自分をかっこ良くまた美しく上品に見せたいという気持ちの現れではないでしょうか。

私が手に入れたの事のあるファッションに関する本は、クラシコ・イタリアを日本に最初に紹介した落合正勝さんの本があります。

常にオーダーメイドのクラシックなスーツを着こなし、靴、シャツ、や装飾品の腕時計に関しても詳細に紹介されいて、また経験に基づいた自身のファッション哲学も豊富にご紹介されていました。

私自身はフルオーダーした事が無いにも関わらず、スーツの素晴らしさを楽しく読ませていただいた覚えがあります。

ところが、洋服やスーツはアメカジから高級スーツまで多岐にわたり様々な雑誌でご紹介されているにもかかわらず、作務衣や甚平をかっこ良く着こなす本があるにはあるのですが、多岐にわたることがなく、着こなし方の紹介だけで終わってしまっているのはもったいないようにも感じていました。

そこで、御見せするのには少し抵抗があったのですが、私の作務衣の使い方などをご紹介できたらと思います。

 

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普段着として家で着ている作務衣です。

主に3種類の作務衣を着用しています。

上の写真で一番手前が麻と綿が混入した深緑の夏に着用する作務衣です。

真ん中の藍色は少し厚手の作務衣で、夏以外に着用します。

一番奥の作務衣がグレーの作務衣で綿100%の作務衣です。

 

 

 

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三種類の作務衣を並べた質感です。

 

 

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作務衣や着物の魅力は何と言っても質感や繊維の編み方が大切だと思います。

上は、深緑の作務衣です。 メーカーが 和装三昧たち花 です

 

下が、藍色の作務衣です。

 

 

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笹倉玄照堂さんは好きなブランドの一つです。

着れば着る程、色が落ち着いてきて愛着がますます出てきます。

 

 

 

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上の作務衣は繊維の編み方がとてもおもしろくて近づいてみないとわからないのですが、遠目で見るとグレー一色に見えます。

こちらも、和装三昧たち花です。

下の作務衣は、主に普段の作業用に使用します。

この作務衣は3つ同じ物があります。

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作務衣を手に入れたいとお考えの方、また和服を着こなしたいけど難しそうと思っている方、また夏に向けて今年は浴衣に挑戦したいとお考えのかた、などなど様々な人がいらっしゃると思います。

そのような皆さんに作務衣という選択を最初にされてはいかがではないだろうかと思います。

作務衣は元々禅のお坊さんが作業をするのに使用していたので、とても動きやすくて家で着たり、コンビニまで買い物にいったりと着だしたら、利用する期間が浴衣や着物よりも長くなると思います。

しかし最初の作務衣選びに失敗するとのちのちに作務衣というのはださいものだという印象だけが残ります。

残念ながら上下で2000円3000円ぐらいの作務衣だと私は作業する上では大変重宝していますが、ファッションのひとつとして考えているのであれば上下で1万円以上するものでないと難しいように思います。

それはなぜかというと、質感が全然違うからです。

それと作務衣は少し大きめに出来ています。

私はSサイズがちょうど良いのですが、Mでもちょうど良い作務衣もあります。

作務衣はもともとゆったりと着用する物ですが、上手に着こなせば問題が無いのですが、オーバーサイズに見える可能性があります。

値段が安いとどうしても自分のサイズよりも大きく無難にできていますので、サイズがぴったりで細身に着る事ができません。

それと好きな質感だと感じたとしても、着る人に合う色というのがあります。

そういうときはかならずお店で試着した方が良いです。

サイズが合っているかというのはとても重要です。

そして好きな質感だと、毎日が楽しくすごせますし急なお客さんが着ても慌てる事無くその作務衣で御迎えする事も出来ます。

なんといっても動きやすいです。

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作務衣に合う履物は、下駄もや雪駄やサンダルなんかも合うと思いますが私が履いているのはワラジです。

ワラジも良いワラジや今にもほどけそうな安っぽいワラジなど沢山あります。

やはりこんな些細なところでも丈夫で使えば使う程馴染んでくるようなものを一足あると大変長く愛用する事が出来ます。

私が履いているのはフィリピンで活躍するマイクさんという日本人の方がつくられました。

実はセイタロウさんからプレゼントとしていただいたのですが、暖かくなってきたの最近よく外出時に使用しています。

サイズもぴったりでとても丈夫に編み込んであるので長く使い込んで自分のワラジに育てて行けたらと思います。

 

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そして作務衣はやはり作業にピッタリです。

 

私が面白いとおもった作務衣のウェブサイトのリンクを貼付けておきます。

鎌倉作務衣堂

 

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