今回は参考にさせていただいたオカメインコと木のオカメインコが直接対面します。
この木が鳥と勘違いしてくれたら本望なのですが、なにやらよくわからないような雰囲気であちこちうろうろしていました。
その中で写真では分からないオカメインコの羽の構造や足の形などを間近で確認することができました。
間近で見てよかったです、私が結構勘違いしていた所があって、羽の生え際もすこし思っていた構造とは違いますが、そこそなんとか鉛筆で彫るべきラインやこれ以上彫らないところなどを鉛筆でしっかりと書き加えることができました。
途中オカメインコが乗ってきたのですが、これを利用してもう少し間近で見させてもらいます。
ただあっちこっちと動き回るのでじっと止まってほしいところですがそれはどうも無理そうですね。
下図線を描き終えました。
次は下図線をもとに彫り進めていきます。
前回、人の手の形を迷っていたのですが、手の彫刻のイメージが固まってきましたので、ペンでラフに描きながら徐々に手の形を決めていきたいと思います。
実は仏さんの手を参考にするつもりはなかったのですが、仏さんの握り手に近くなっています。
少し違うとしたら親指が中指と軽く触れて少し下に落ちています。
人差し指の根元に鳥を乗せていますが、人が力を加えているのは安定して乗せている人差し指でそれ以外の指は力が、ほとんどかかっていない状態にしたいのですが、そうすると見た目に動きがなくなります。
そのために力は加わっていないのですが、中指が中に入って、それを親指が軽く触れているようにしています。
そして小指は力が全くかかっていない状態で軽く曲がっています。
薬指は中指の力に引っ張られているのですが、その自然な状態を表現できたらと思っています。
手の量が足りなくなっていた所はそのまま面として利用しようと考えていたのですが、やはり手が中途半端な感じに見えてしまうので、別の木を接着しました。
手首を曲げて下から手が出てきているような感じにしてみます。
オカメインコの体もだいぶ絞り込めました。
このぐらいから羽を分けます。
実はまだまだ余裕はあるのですが、少し大きめに残して分けています。
というのは修正しながら彫る事を常に意識しているからです。
少し危なかったのですが、羽の生え際のところで上の画像でいえば肩にあたるところですが、そこを削り落としかけました。
まだ木の容量に問題は無かったのですが、確認してひやっとしました。
まだ手乗りインコの人間の手に当たる場所は迷っていて彫りだせていない状態ですが、漠然と左手がいいなと思うようになりました。
まだわかりませんがね。
念のため、まだ残しておきます。
後ろから見るとまだ尾っぽの部分が彫れていないのがわかります。
しかし、迷っているのでもう少し置いておきます。
今回の鳥の木彫りは、生後一ヶ月でまだまだ子供ですが、オカメインコです。
オカメインコはとても大人しく、大変おっとりとしています。
観察もしやすく、木彫りのモデルとしてこれからゆっくりと時間をかけて付き合っていきたいと思います。
まずは角材を用意します。
最初は写真を貼付けようと思っていたのですが、手書きにしました。
輪郭線をきっちりと正確に削り落とすよりも、大きめに残して彫りながら形を作っていきます。
彫刻第一刀目です、
顔をまずは彫り進めます。
顔から徐々に全体を彫り落とします。
手乗りインコを想定して彫っています。
オカメインコが手で掴んでいるところは人間の手になるのですが、まだ彫刻を進めていません。
どんな形の手にするのかまだ迷っています。
オカメインコが彫り進むにつれてこれから考えていきたいと思います。