京都の妙蓮寺さんで木彫のワークショップを開催いたします。

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いつも私のpickをご覧いただきありがとうございます。

ご覧いただいたフォロワー様の中で木彫りに興味を持っていただいた方々もいらっしゃって、私自身実際にフォロワーさんにも木彫りの感触を感じていただきたいと思っていました。

そして、感触を感じていただくだけでなく環境もよくしたいと考えていましたので、熊本大震災の義援茶会で大変お世話になりました、妙蓮寺塔頭圓常院様のご好意で部屋をお借りすることができました。

本当にありがとうございます。

お庭が見える大変素晴らしいお部屋です。

11月27日は紅葉の真っただ中、どのように色づいているのか今からとても楽しみでいっぱいです。

木彫りをしながら、ちょっと気分転換に釜で沸かしたお湯を使って抹茶を点てていただこうとも考えています。

お昼には仕出しのお弁当を食べたりと一日彫刻体験というよりは、一日環境のよいお寺さんのお部屋でお庭を見たりお茶を飲んだり、おしゃべりしたり、暇だなって思ったら木彫りでもしようかといった緩い感じで木彫りの体験をしていければと思っています。

今回メインの木彫ですが彫刻していただこうと考えているのは、インスタグラムの私のpickで蓮の葉を見本にしてスプーンや小皿を彫らせていただきましたが、実際に彫っていただくのは、下記のスプーンです。

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スプーンは段階を見本で彫ってみましたので、この木の真ん中の状態から彫り進めていきます。

それを基準に作りたいスプーンを微調整しながら彫っていただきます。

もう一つは木の小皿2種類の中から一つです。

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桜の花びらと、楕円形の中に粗彫りで仕上げた小皿です。

それと、仏様ですがまだ見本をちゃんと彫っていないのですが以前、沢池で彫った一刀彫のような雰囲気です。

スプーン、小皿、一刀彫この中から一つお選びになっていただき木彫りの体験をしていただきます。

また彫っていただくスプーンや小皿は今後改良していきますので、今後の投稿でご確認していただければと思います。
下記は参考までに

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平成28年11月27日(日)

会場 妙蓮寺塔頭圓常院
京都市上京区寺之内通大宮東入ル

時間 10:00〜16:00
料金4000円(昼食とお抹茶付き)

このワークショップはすでに満席です。

以降の画像は円常院様の様子です。

またこのワークショップの二週間前にも同じ場所でお煎茶付きの竹かごワークショップ開催します。

日時 11月13日(日)

参加費 4000円

①10;00〜

②13:00〜(各定員5名)

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京北町の木こりのイベントと常照皇寺へのご案内

まずは京北町の常照皇寺の動画より

京北は京都市内から北部へ車で1時間弱の場所にあります。

林業が盛んな地域で北山杉の美しい風景が広がっています。

その京北町で平成28年9月17日(土)18日(日)と木こりのイベントが開催されます。

私は日曜日だけどんなイベントなのか見に行きくつもりですが、時間があれば常照皇寺なども見に行きたいと思っていますが、車を借りた場合あとプラス最多4人乗車できます。

京北までの公共の交通手段がバスだけなのですが、本数も少なく車で行かないと少し不便ですが、今回、私は車を借りて行こうと考えています。

もし京北に興味がある人がいらっしゃいましたら先着順ですがあと4名募集したいと思います。

日時

平成28年9月18日(日)

集合場所 JR二条駅 AM10:00〜解散 JR二条駅 PM5:00

 

行き先 京北町木こりイベント会場と常照皇寺と道の駅

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悠久の砥石の魅力

古書に「砥は王城五里を離れず。帝都に随ひて産す」 ・ この砥とは京都の鳴滝砥石を指していて、京都に都が置かれた千余年前から切り出された石だろうと言われています。 ・ 京都の工芸技術を支えたこの砥石は、世界中どこを探してもここ京都やごく一部滋賀にしか産出しない貴重な石です。 ・ 非常に切れ味の良い刃がつきます。 ・ 日本の仏像の材質である柔らかいヒノキが広く使われだしたのが平安時代も後期の方ですが、それ以前の木材は、硬い桜材やカヤ材などでした。 ・ 不思議に思うかもしれませんが柔らかい木を綺麗に削るのは非常に鋭利な刃物でないと削れません。 ・ 硬い木だと多少切れ味が悪くてもなんとか仕上げることができます。 ・ おそらく平安時代に入り、京都の砥石が使われだして、柔らかいヒノキが材質として利用され徐々に広まっていったのではないだろうかと想像致します。 ・ 砥石が及ぼした影響はその後の京都の工芸品を見れば明らかに違いが出てきます。 ・ 漆工芸、竹細工、着物、指物、建具、建築、などなど、ありとあらゆるモノづくりに影響を与え続けてより洗練度を増してきました。 ・ しかしそんな貴重な砥石の生まれた背景を知るには2億年前まで遡らなければいけません。 ・ 海底に漂っていた放散虫(2〜3ミクロンの石英)が千年に1ミリという極めて穏やかな速度で静かに堆積したのが始まりだと言われています。 ・ 2億年前の放散虫の堆積や偶然の自然現象の重なりで、元々海底だった砥石の層が、ここ京都で取れるようになった偶然。 ・ なんだか勿体無い砥ぎができないなと思ってしまいます。m(._.)m この、ひと砥ぎ何年分なんだろうか(≧∇≦) ・ #砥石 #砥ぐ #研磨 #工芸 #伝統工芸 #刃物 #刃物研ぎ #梅ヶ畑 #鳴滝砥石

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古書に「砥は王城五里を離れず。帝都に随ひて産す」

この砥とは京都の鳴滝砥石を指していて、京都に都が置かれた千余年前から切り出された石だろうと言われています。

京都の工芸技術を支えたこの砥石は、世界中どこを探してもここ京都やごく一部滋賀にしか産出しない貴重な石です。

非常に切れ味の良い刃がつきます。

日本の仏像の材質である柔らかいヒノキが広く使われだしたのが平安時代も後期の方ですが、それ以前の木材は、硬い桜材やカヤ材などでした。

不思議に思うかもしれませんが柔らかい木を綺麗に削るのは非常に鋭利な刃物でないと削れません。

硬い木だと多少切れ味が悪くてもなんとか仕上げることができます。

おそらく平安時代に入り、京都の砥石が使われだして、柔らかいヒノキが材質として利用され徐々に広まっていったのではないだろうかと想像致します。

砥石が及ぼした影響はその後の京都の工芸品を見れば明らかに違いが出てきます。 ・ 漆工芸、竹細工、着物、指物、建具、建築、などなど、ありとあらゆるモノづくりに影響を与え続けてより洗練度を増してきました。

しかしそんな貴重な砥石の生まれた背景を知るには2億年前まで遡らなければいけません。

海底に漂っていた放散虫(2〜3ミクロンの石英)が千年に1ミリという極めて穏やかな速度で静かに堆積したのが始まりだと言われています。

2億年前の放散虫の堆積や偶然の自然現象の重なりで、元々海底だった砥石の層が、ここ京都で取れるようになった偶然。

なんだか勿体無い砥ぎができないなと思ってしまいます。m(._.)m この、ひと砥ぎ何年分なんだろうか(≧∇≦)

 

ガンダーラ仏の仏頭の彫刻

今回は少し変わった彫刻ですが、ガンダーラの仏頭に挑戦してみました。

最近はインスタグラムをメインにしているのでこれからはブログと同期させて投稿していきたいと思います。

 

ガンダーラ仏 ・ 私がガンダーラ仏を彫ろうと思ったきっかけは、自宅に飾りたいという安直な考え方でした。 ・ 当たり前のことではありますが、普通に本物の古いガンダーラ仏を手に入れられるほど甘い世界ではありません。m(._.)m ・ 奈良国立博物館でブッダ展が、10年以上前に開催されていましたが、その時に拝見したガンダーラの仏頭に魅了されたのがきっかけで、ブッダ展が終わり、すぐに図録の写真を元に彫刻をしたのがこの仏頭です。 ・ ヒノキを使って彩色をして仕上げました。 ・ 当時は良いものができたと思い、しばらく部屋に飾っていましたが、どうも違和感を感じたところがあってすぐに手放し、父に「駄作は見たくないから」と、実家に持って帰ってもらった覚えがあります。 ・ 贋作をつかまされた気分なんでしょうね。 ・ 良いものは、長く置いても飽きがこないですが、ちょっと違和感があると、もうそこが気になり見たくなくなります。m(._.)m ・ ではどこに違和感を感じたのか10年ぶりに拝見してわかりました。 ・ 鼻筋ですm(._.)m ・ 当時の私は日本の仏像の顔が彫り慣れていました。 ・ そのために鼻筋を立てるということに抵抗があったんだと思います。 ・ ガンダーラ仏はギリシャやローマの彫刻から影響を受けているので、とても鼻筋が通ってい彫りが深い。 ・ そして今回もう一度チャレンジします。 ・ 末長く置いても鑑賞に耐えるものが自分の手で作ることができるかどうか、楽しみでもあります。😆✌️ #ガンダーラ #仏像 #石仏 #彫刻 #木彫 #インド #日本 #京都

Bukkouさん(@bukkou)が投稿した写真 –

 

シンメトリー 宇治の平等院鳳凰堂の阿弥陀如来のお顔の表情は穏やかさと厳かな雰囲気を左右対称の様式美でで表現しています。 ・ すでに平安時代の後期にはこのような左右対称の様式美が確立していた事を伺い知る事ができますm(._.)m ・ 左右対称に見せるために顔の真ん中に線を縦に引き両方の目をきっちりと同じ位置に合わせながら、優美な表情を表現するのはとても難しい作業です。 ・ 微調整に鏡を使って確認することもあります。 ・ またカメラのファインダーを覗くと左右対称か非対称かということが確認しやすいです。 ・ しかしこのように左右対称ということに慣れてしまった状態で、ガンダーラの石仏にチャレンジしようと思うと、とまどうことが多々あります。 ・ ガンダーラの仏像は目鼻口耳がすべて非対称です。 ・ 技術的に左右対称にすることができないのか。 ・ そもそも左右対称であることを重要とは思っていないのか。 ・ 色々と模刻を彫り進めるにつれ彼らが重要としていたのは表面的なことではなく筋肉の構造なんだというのが、ぼんやりと見えてきました。 ・ 仮に、どちらかの表情を反対側に正確に左右対称にしてしまうと、全く別の顔になったり、仏様らしい高貴な雰囲気から遠ざかったりします。 ・ 左右のバランスを考えて全体の雰囲気を見ながら彫っていたのかなと、そんなことを考えながら模刻をしていました。(^ ^) #ガンダーラ #木彫 #彫刻 #模刻 #仏像彫刻 #仏像

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