美しい組紐 伊藤組紐店
伊藤組紐店は雰囲気がとても良く個人的に好きなお店の一つです。
雰囲気と言いましたが、組紐を専門に扱っているお店なのですが、お店自体の見た目が美しく、今日も気持ちよく買い物をしてきました。
今回購入したのは、平たい紐でよく美術品などの保存用の桐箱を結ぶ紐としてつかわれています。
この平たい紐の事を真田紐と呼びます。
起源は定かではないようですが、チベットの山岳民族が家畜の毛を染めて用いた細幅織物が仏教伝来と共に日本に入ってきたものが、停泊地の沖縄地方で、ミンサー織りになり、本州では綿を草木で染めて織った細幅織物となり、その後 真田紐となったようであります。
中国から宮中に伝わった組紐よりも真田紐は構造的に伸びやすく、実用的だったようです。
そういうところから甲冑などにも使用されていました。
今回手に入れた真田紐は香合仏に使用する為ですが、せっかちなわたしは早速、穴に通して調子を確かめてみました。
木との相性がとても良いので香合仏に使用しても、見栄えが良くとても満足しています。
ただ今後は結び方や長さなど、課題がのこりました。
しかし今日は香合仏と真田紐との相性が知りたかったのでとりあえずは第一関門は通過といったところです。
彫刻も途中段階なのでこれから調子を見ながら紐との相性を考えて彫り進めていければと考えています。
真田紐のことは香佛舎にも豊富に掲載しています。
http://kougou.org 香佛舎
合掌