仏像の手の彫刻 開き手の彫刻 5

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ほぼ手の姿がでてきました。

指の第一関節、第二関節をうっすらとへこませます。

うっすらとへこますのは微調整があとで出来るようにするためです。

 

 

 

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この段階までなってくると手の裏からみた指もくっきりと出していきます。

 

 

 

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まず最初に人差し指から小指にかけての指の根元のラインを描きます。

そして中指と薬指の境目を少しずつ彫りだします。

 

 

 

 

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指先の長さが決まれば、爪を表現するために爪の出てくる箇所をうっっすらとへこませます。

他の指も同様にへこませます。

第一関節、第二関節のへこますところも少しずつ決めすぎないように形を出していきます。

 

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この段階までは印刀一本で彫刻していました。

しかし人差し指の内側を彫るには限界があるので、一分5厘(4.5㎜)幅の平刀を使用します。

 

 

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人差し指の根元から第二関節に向けて刻んでいます。

ちょうど隣の中指に当たるか当たらないかの幅です。

 

 

 

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さらに手の裏の指をそれぞれ丸めていきます。

一差指が大きいですが、この段階でもはっきりと決めすぎずに最後の修正は仕上げの一歩手前まで置いておきます。

よく失敗するのが、早い段階で形を決めすぎてしまう事です。

かならず後で彫り過ぎてしまうことがあります。。

 

 

 

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