三尊像の彫刻 千手観音坐像 飯綱権現立像 毘沙門天像 12

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今回は三尊像の体のラインとボリュームを決めてみました。

 

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毘沙門天像はお腹にボリュームをつけているのですが、太っているのではなくて、恰幅を良く見せる為につけています。

そして足先を決める事により足回りがすっきりとしてきます。

 

 

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飯綱権現像はくちばしをあまり目立たせないようにしました。

そして、着衣は色々と悩んでいたのですが、平安時代の不動明王の衣を意識して彫刻をしました。

江戸時代の像は衣が複雑に絡み合うようなひだひだの感じが多くて、私自身すっきりしないイメージがありました。

そこで、着衣が飯綱権現と不動明王がほぼ同じなので、古い仏像のすっきりとした平安時代を意識した着衣にしてみました。

 

 

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千手観音像は今の段階では、十一面観音の姿ですが後ろの複数の手はこの本体がきっちりと決まってから考えます。

前回は若干顔が前に出すぎていたので、前回のお顔からさらに鼻先を削り全体的に後ろにしました。

お腹周りはお腹にボリュームを持たせつつ、スリムにしていき、膝前はまずは膝の位置を決めて、ボリュームを残しつつ彫刻をしています。

今回は体のボリュームを決めたので次回の彫刻時にもう一度違和感があるかどうかを確認しつつ、衣紋線を描きます。

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バードカービング 鳥の彫刻(オカメインコ)6仕上げの一歩手前

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ここからは細かく彫り進めていきます。

上の画像のように彫刻刀で立て込みをいれます。

 

 

 

 

 

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鉛筆の線にそって立て込みが入れられたら今度は上の画像のように彫刻刀を横にして段をつけています。

 

 

 

 

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そして鳥の指は人間の指と同じようにまずは爪を決めます。

爪を決める事によってその周りの指の大きさが見えてきますので徐々に指の大きさを小さくしていきます。

 

 

 

 

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最後の段階にきましたが、上の画像のように丸刀を使って鳥の毛を表現しています。

 

 

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バードカービング 鳥の彫刻(オカメインコ)5 実際の鳥と比較してみる

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今回は参考にさせていただいたオカメインコと木のオカメインコが直接対面します。

この木が鳥と勘違いしてくれたら本望なのですが、なにやらよくわからないような雰囲気であちこちうろうろしていました。

その中で写真では分からないオカメインコの羽の構造や足の形などを間近で確認することができました。

間近で見てよかったです、私が結構勘違いしていた所があって、羽の生え際もすこし思っていた構造とは違いますが、そこそなんとか鉛筆で彫るべきラインやこれ以上彫らないところなどを鉛筆でしっかりと書き加えることができました。

 

 

 

 

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途中オカメインコが乗ってきたのですが、これを利用してもう少し間近で見させてもらいます。

ただあっちこっちと動き回るのでじっと止まってほしいところですがそれはどうも無理そうですね。

 

 

 

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下図線を描き終えました。

 

 

 

 

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次は下図線をもとに彫り進めていきます。

 

 

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バードカービング 鳥の彫刻 (オカメインコ)4 手の彫刻

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今回は鳥の彫刻もしますが人の手の彫刻をメインにしていきたいと思います。

人の手はやはり私のゴツゴツとした手よりも女性のきれいな手の方が大変参考になります。

まずは人の手をみながらその間接や骨の方向などを考えてその上から筋肉がどのような方向性で付いているのか考えながら彫刻していきます。

 

 

 

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人の手がある程度彫刻が出来たら今度は親指や指先を中心に考えてペンで下書きします。

 

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手の全体を見ると難しそうに感じますが、指先をまず決めると指先に行く流れが自然と彫刻できてきます。

この次の行程がオカメインコを間近に見ながら鉛筆で線を描き足すので、一度ペンの跡を全て奇麗に削り落とします。

 

 

 

 

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鳥の彫刻 (オカメインコ) 3

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前回、人の手の形を迷っていたのですが、手の彫刻のイメージが固まってきましたので、ペンでラフに描きながら徐々に手の形を決めていきたいと思います。

 

 

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実は仏さんの手を参考にするつもりはなかったのですが、仏さんの握り手に近くなっています。

少し違うとしたら親指が中指と軽く触れて少し下に落ちています。

人差し指の根元に鳥を乗せていますが、人が力を加えているのは安定して乗せている人差し指でそれ以外の指は力が、ほとんどかかっていない状態にしたいのですが、そうすると見た目に動きがなくなります。

そのために力は加わっていないのですが、中指が中に入って、それを親指が軽く触れているようにしています。

そして小指は力が全くかかっていない状態で軽く曲がっています。

薬指は中指の力に引っ張られているのですが、その自然な状態を表現できたらと思っています。

 

 

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手の量が足りなくなっていた所はそのまま面として利用しようと考えていたのですが、やはり手が中途半端な感じに見えてしまうので、別の木を接着しました。

手首を曲げて下から手が出てきているような感じにしてみます。

 

 

 

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鳥の彫刻 (オカメインコ) 2

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オカメインコの体もだいぶ絞り込めました。

 

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このぐらいから羽を分けます。

実はまだまだ余裕はあるのですが、少し大きめに残して分けています。

というのは修正しながら彫る事を常に意識しているからです。

 

 

 

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少し危なかったのですが、羽の生え際のところで上の画像でいえば肩にあたるところですが、そこを削り落としかけました。

まだ木の容量に問題は無かったのですが、確認してひやっとしました。

 

 

 

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まだ手乗りインコの人間の手に当たる場所は迷っていて彫りだせていない状態ですが、漠然と左手がいいなと思うようになりました。

まだわかりませんがね。

念のため、まだ残しておきます。

 

 

 

 

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後ろから見るとまだ尾っぽの部分が彫れていないのがわかります。

しかし、迷っているのでもう少し置いておきます。

 

 

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鳥の彫刻 (オカメインコ) 1

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今回の鳥の木彫りは、生後一ヶ月でまだまだ子供ですが、オカメインコです。

オカメインコはとても大人しく、大変おっとりとしています。

観察もしやすく、木彫りのモデルとしてこれからゆっくりと時間をかけて付き合っていきたいと思います。

 

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まずは角材を用意します。

 

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最初は写真を貼付けようと思っていたのですが、手書きにしました。

輪郭線をきっちりと正確に削り落とすよりも、大きめに残して彫りながら形を作っていきます。

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彫刻第一刀目です、

顔をまずは彫り進めます。

 

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顔から徐々に全体を彫り落とします。

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手乗りインコを想定して彫っています。

オカメインコが手で掴んでいるところは人間の手になるのですが、まだ彫刻を進めていません。

どんな形の手にするのかまだ迷っています。

オカメインコが彫り進むにつれてこれから考えていきたいと思います。

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三尊像の彫刻 千手観音坐像 飯綱権現立像 毘沙門天像 11

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前回の彫刻から随分と経過しましたが、今回は表面を整えていきます。

 

 

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毘沙門天像は顔が少し大きめだったので、顔の幅を小さくしました。

それから膝の位置をもう少し高くして、おなか周りを少し絞りました。

 

 

 

 

 

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飯綱権現像は前回の状態から顔の前を削りました。

唇の形が鳥の唇なので前に飛び出している事を想定して、当初は顔の前面を残していたのですが、顔が全体的に前に出ていて安定感が取れなかったので顔の表情を削り落としました。

 

今の状態は、それから少し眼と唇を薄らと出した状態です。

実はくちばしを彫るという事ですが、この唇は鳥をモデルにしているのですが、私はいままで鳥の彫刻をしたのが18年前に一度だけあります。

その時は遊び半分で鳥を想像しながら彫刻していて、きちんと彫った事がありません。

前からインコの彫刻をしたいという事もあって、インコの彫刻にも挑戦してみたいと思います。

インコの彫刻のリンク貼付けておきます。

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話がそれましたが、次に左手に持たせた羂索を持っているように見せるために左手の下に羂索の分け目をつくりました。

右手に持った宝剣は柄の部分を分けて手も小さくさせてもらいました。。

はじめて彫る飯綱権現像は衣の形や体の絞り方や光背の炎と髪の毛の関係など、色々と迷いが出てきました。

迷いが出たら彫らないのが鉄則です。

 

 

 

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三尊形式に並べてみました。

この状態で十一面観音像の本体の方は、衣紋線を薄らと彫刻していますが、くっきりと決めずにバランスを取りながら今後も彫り進めてます。

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法隆寺金堂の毘沙門天像の彫刻 7 冠と三叉戟

 

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今回の毘沙門天像の冠の形と左手で持っている三叉戟の作り方を絵で説明したいと思います。

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まずは冠ですが、もともと古い飾り金具で細かな唐草文が施されていたのですが、木彫で表現するのはむずかしいのと、今回の木彫は粗いタッチを残しているので冠だけ細かくなりすぎるとそこだけ浮いて見えます。

ですので冠の下絵で見た方がわかりやすいと思い簡単ですが上下の画像の冠を描いてみました。

上の画像は前から見た絵です、下の画像は横から見た絵です。

イメージとしてはこのような形で彫刻をしています。

ただ彫刻の方では全体が奇麗に仕上げている訳ではないので少し彫りのタッチが残っているので冠も雰囲気でタッチを残しながら彫っています。

 

 

 

 

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持物 三叉戟

三叉戟は一体ではなくて刃先を別材で彫っています。

刃先の方に棒が入る穴を彫って差し込みます。

荒彫りの段階で差し込んでおいて全体のバランスを見ながら刃先の大きさを徐々に決めて仕上げます。

もちろん共木で彫りだしても良いです。

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