私は、仏像を彫る場所が一つではなく3か所の別々の家や作業場で仏像を彫ったりまたブログを更新しています。
その中で一番荷物になるのが本で、そのことでだいぶ前から本のPDF化には興味がありました。
自転車に乗りながらの重たい荷物は毎日だと疲労が蓄積されてきます。
いずれも近い場所ではないので、仏像の資料が欲しいと思うときに手元にない事もあります。
それで本をデジタル化して小さなハードディスクに入れておこうと思ってはいたのですが、見開き一枚一枚を手でスキャナしていくととてつもなく時間がかかって仕方がないので、裁断して専用のスキャナでスピーディーにデジタル化していこうと考えてはいたものの、本を裁断する事には抵抗がありました。
本のスキャニングのやり方を紹介している動画も多数あったのでそれを参考に見ていくとやはり裁断した方が早いし奇麗だという事が再確認できました。
それで中古ではありますが富士通のScan Snap S510を手に入れることから始めてみました。
手元に専用スキャナが置いてある状態にしておいたのですが、裁断するのにはやはり抵抗がありました。
それで、これから先絶対に読まないであろう本をまずは試しに裁断して、パソコンに取り込みIpad miniでスキャナした本を見てみたのですが、写真の画質も思っていた程、劣化しているという事もなく
文字もバックライトを明るくしたり暗くしたりできるので、読みにくいということもありませんでした。
ページをめくる作業やすぐに100ページ先に飛ぶことができるかどうかも試しましたが、心配していた程のことはなく意外なほど
読みやすかったので、これならと思い本格的に本をスキャニングしていく作業に取り掛かりました。
現在私のIpad miniのibooksの本棚には40冊ほどの本が収納されています。
これからもどんどんとふえていきます。
そして荷物も減り、快適になってはいますが、しかし紙の本を読むと薄らと日焼けした黄ばんだ本が
私の感性をくすぶります。
やっぱり紙の本はいいなあ、厳選して選んだ大切な本はまだまだ私の手元に置いておこうと実感いたしました。