今年も香合の制作が始まります。
一年に一つだけとはいっても、お茶席で沢山の人の目に触れるということもあってか、気合いが入ります。
そして仏像ではなく、木のシンプルな箱です。
一からデザインができるので普段使わない感覚を使うので良い刺激にもなります。
今回は、どのようなデザインにするか大まかには考えていますが、試し試し作りながら考えていきます。
なので、回り道も多いと思います。
このブログを見ている人にとっては答えが早くわからないのでイライラとするかもしれませんが何卒ご了承ください。
まずはじめに、四角い香合をイメージして木取りをしてみました。
下は厚みの半分を鋸でカットして蓋と身に分けました。
この状態で一度、鉋をあてて表面を奇麗に整えます。
蓋と身の両方に溝を彫る前に枠の幅を罫引でひきます。
今、罫引という道具の撮影をするのを忘れていたことに気がつきました。
罫引というのは上下の画像のような目安を引くための道具です。
側面の面に罫引をあてて、側面を基準に充てがいながらひきます。
金属の刃がついてるので、それで目安線が付きます。
次回は身の部分を彫っていきたいと思います。