平成27年 香合作り その6 布着せ漆と木屎漆と錆び漆

上の動画は前回の最後と同じ動画です。

香合の身の内側が削れましたので、次は漆を使います。

今から漆を使った布着せをします。

布着せは工芸品、仏像などの表面に漆を染み込ませた布を張りつけて、丈夫にします。

その布着せ漆を今回の香合でも使います。

今回使うところは蓋をかぶせて固定するようにしたいので、身の内側の側面に貼付けるようにぴたっとくっつけます。

布が出っ張ったところで蓋が固定するようになります。

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布を用意します。

布は内側の寸法に合わせて長さ、幅を調整します。

 

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小麦粉と漆を練り合わせます。

麦漆と言いますが、麦漆を布全体に染み込ませます。

 

 

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張り合わせる香合の場所にも麦漆を塗ります。

 

 

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張り合わせます。

 

 

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香合の底も麦漆を全面に塗ります。

 

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上の画像は砥の粉です。

砥の粉と漆を練り合わせて底の面や隙間を埋めていきます。

 

 

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次に、木の割れた箇所を埋めます。

大きな隙間なので木屎漆で埋めます。

木屎漆は引き粉(粉末状の木)と漆を練り合わせたものです。

 

 

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固まるまで数日間、置いておきます。

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