前回の目の微調整の続きをして途中休憩を入れながら何度も何度も修正を繰り返しようやく完成の運びとなりました。
造佛記のチャレンジシリーズは最後となります。
すべてのチャレンジシリーズを読まれた方は、少ないと思いますがここまで全て目を通した人なら仏像彫刻について10%ほど理解できたのではないでしょうか。
仏像彫刻はどんなに優れたテキスト本を読んだり写真を見ても実際に手を使って彫らなければ一向に前には進みません。
手を動かしながら仏頭までたどり着いた人は、さらに今までの苦手だと思うチャレンジシリーズを繰り返し彫刻すると必ず上達します。
彫れるようになったと思ったら、寄木造りの制作行程や初音ミクの彫り方などを参考に、自身の彫りたい彫刻を試されるとさらに木彫の楽しさを実感いていただけるのではないかと思っています。