子供の頃からスポーツカーを木彫したいと思っていました。
30年経過してようやく夢が実現します。
このブログは私が子供の頃を想像しこんなブログがあったら良いかなあという思いでいつの頃からかそんな風なブログになってきたように思います。
常に子供目線でだけど手は抜かない。
子供だからといって子供っぽいおもちゃのようなものが好きだとは限りません。
きっと内心もっと良いのがほしいと思っているのかもしれません。
大人が用意してくれたおもちゃを楽しんでいる振りをしていたら大人が喜んでくれるからそうしているのかもしれません。
物を見るというバランス感覚は、誰でも持っているように思っています。
それは洋服を選ぶときに自分がいかにかっこ良く見えるかというそんな単純な所からも分かるようにみんなカッコいいものが好きで、自分をかっこ良く見せようという原動力が美的感覚を磨き上げるのだと思います。
私がポルシェに魅力を感じたのもこのエレガントな曲線美です。
きっとこんな車に乗っていたら、自分がかっこ良く映るのではないだろうかという淡い期待をいだかせるようなそんな妖術的な魅力を感じています。
さてポルシェの中でも私がこの356Aスピードスターに魅力を感じるのは、二人乗りであるということと、オープンカーである、という単純な理由とあとは説明できない何ともいえない魅力です。
おそらく最も大切な要素だと思うのですが、これが説明できない。
説明できないのでとりあえず制作してみます。
まず最初に、ネットの画像をさがしまくる作業です。
沢山の人がアップしていただいているおかげで沢山の資料を拝見させていただきました。
その中でプリントアウトした画像のように前横後ろの画像を発見しました。
これを同じのを2枚プリントアウトして、一枚は木にボンドを使ってはり合わせました。
張り合わせた木を大まかに輪郭線を削りました。
まずはこのポルシェの顔にあたる基準はどこかという事に着眼点を置きました。
やはりライトですね。
よく見てみると、ライトを基準にして、後ろにきれいに曲線が流れています。
そして流れは後ろにつながっています。
終始このライトの曲線の流れは崩さずに彫り進めようということにしました。
上記の事を念頭に入れてまずは大まかに外側を荒く削りだしています。
この車は左側に運転席があります。
この時代の車だからか分かりませんが、運転席側にだけサイドミラーが取り付けてありました。
これはYouTubeなどを使い、ほかの車で確認しましたが、やはり運転席だけ付いています。
右側には付いていないです。
わたしの想像でもうしわけないのですが、首をひねって確認するときにミラーがない状態だと右側を確認するのは容易なんだとおもいます。
しかし運転席側の左を確認するときは首をかなりひねらないと見にくいのではないだろうかと思いました。
片方にしかつけないこのシンプルさにも魅力を感じます。
が最初は迷っていたので両方につけるつもりで彫刻をしています。
前輪は私の中で最初から左に曲がる事を意識して造ろうと思っていました。
それはなぜかといえば、動きが欲しかったからです。
そして置いたときに見る方向が上図の方向を前提にしているのでこちらに向かって走って来るようなイメージです。
大雑把ですが、とりあえず第一弾はこのぐらいにしておきます。
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