彩色をする前の段階として、膠を使って彩色がにじまないように膠を薄めた液体を使って表の面を全体的に塗りこんでいきます。
薄めた膠が充分に時間をかけて固まったのを確認してから、彩色に入ります。
まずは唇から塗っていきます。
次に眉毛を塗りますが、あらかじめ眉毛の大きさを一回り広げた大きさの水を塗っておきます。
そしてかなり薄めた黒をつかってぼかしています。
目の中は、極細い筆を使って、慎重に塗ります。
髪の毛は真っ黒にせずに、わざとかすれた感じに仕上げました。
能面の角度を変えながら表情を確認して最後の彩色の微調整をしていきます。
完成しました。
4分程度の動画です。
今までの制作過程を2時間半分収録しています。