四天王像のの下絵が完成いたしました。
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彫刻をする前に絵を描くというのはかなりお勧めなやり方です。
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ただし時間があればの話ですが
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下絵を描く前にモデルとなる快慶作の四天王像の輪郭線を拝借しました。
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彫刻を前提としての下絵ですので微調整しながら描き、輪郭線が整うと彫刻のサイズに拡大コピーして、それを和紙の下にひき墨線を描いていきます。
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この下絵をコピーすればどなたでも彫刻できますので試しに彫ってみてください。
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しかし完成した絵よりもそのプロセスが大切だったりします。
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というのも、彫刻で迷いが出て手が止まるときがあります。
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それは、細かい部分がどういう風になっているのかわからなかったり、あらかじめ頭に形が入っていなかったりするからです。
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しかし四体の仏像を鉛筆線で起こすという作業と墨線で描くという二つの工程を踏んでいるとそれだけで頭の中にその形が明瞭に残ります。
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するとあまり迷わないので、とてもスムーズに手を動かして削るだけ、ということになります。
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おそらく今回は荒彫りの状態でも見られるように仕上がるのではないかと思います。
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次回もお楽しみいただけたら幸いです