金剛界曼荼羅 36 金剛鏁菩薩尊像

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 36 金剛鏁菩薩尊像(古いインドの言葉 Vajrasphota ヴァジュラスポータ)

 

この写真の菩薩さまは 金剛鏁菩薩(こんごうさぼさつ)と呼びます。

お姿は赤い肌色で左の手は拳にして右の手に鏁を取ります。

古いインドの言葉でヴァジュラスポータと呼びますが、スポータとは破裂といういみがあるようです。

花が咲くときに蕾がはじける状態や声を発するようなときに使われる言葉です。

インドで使われていたスポータという言葉が中国に伝わると鏁と訳されます。

どういういきさつで鏁という文字が当てられたのか不明なところもありますが鏁は金属製の鎖でつな

いだリング状のもの、これで衆生を菩提に繋ぎとめる役割をしているようです。

合掌

 

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