錆漆を使って小さな隙間を埋めていきました。
その錆漆が固まりましたので、次の作業は砥石もしくはサンドペーパーで磨きます。
砥石やサンドペーパーのみでといでも、きれいに研げますが少し時間がかかります。
そのために、この固まった錆漆を砥石やサンドペーパーで研ぐ前に彫刻刀で少し削ります。
彫刻刀で削るとすぐに刃先が丸くなり、この後に木を削ることができなくなります。
彫刻刀を研げない人はやめといたほうが良いです。
次に砥石やサンドペーパーで研いでいきます。
サンドペーパーは耐水性のあるものを使い番手は400番から800番を使います。
サンドペーパーは数が少ないほうが、荒くなります。
逆に数が多いと、きめ細かくなります。
400番より荒いと、器に傷がつきます、400番ぐらいの数字なら器に気をつけて研げば傷はつきませんが、あまり強く押すと傷がつくこともあります。
できるだけ番手の細かい800番もしくはそれに近いぐらいの番手をつかい時間をかけて研ぎます。
研ぎ終わったときに、盛り上がったところがないように、器と漆部分がフラットになっているか確認してみます。
フラットになりましたら、次に進みます。
本呂漆という、黒い顔料が入った漆を使います。
本呂色が筆で塗れましたら、固まるまで何日か待ちます。