不空供養宝菩薩・ふくうくようほう(梵名:Amoghapujamani アモーガプージャーマニ)
身色 肌色
手 四臂(四本の腕)右の第一の手に剣、
第二の手に三鈷杵
左の第一の手に宝珠を載せた開いた蓮華を持つ
第二の手に羂索をもつ
台座 赤い蓮華に坐す
サンスクリットの尊名は「空しからざる供養の宝珠を具えるもの」という意味で、不空供養珠とも訳されているようです。
それゆえに、左の第一手に持つ花びらの開いた蓮華の上には宝珠を載せていることになっているようです。
尊名に見られる供養とは、塗香・華鬘・焼香・飲食などを諸仏諸菩薩に供養することです。
その空しからざる供養によって、衆生の苦を除き安楽をもたらす功徳が、如意宝珠のように思いのままであるのがこの尊像の特質
であるようです。
右手に持つ二種類の武器は煩悩を破り、左手の羂索は衆生の救済、そして開蓮華の上の宝珠は慈悲の働きと
その功徳が思いのままであることを表しています。
合掌
下の画像は現在の木彫曼荼羅の進行状態です。
両界曼荼羅
左 金剛界八十一尊曼荼羅
右 大悲胎蔵生大曼荼羅
動画
金剛界八十一尊曼荼羅と大悲胎蔵生曼荼羅の制作
私が曼荼羅の事を意識したのは、私の先生が曼荼羅を納める
所を間近でみてきたことが一番大きい。
近い距離で曼荼羅を見ると想像以上に、見応えがあります。
宗教心はおそらく関係ない、そして知識も関係ない、ただその
場で見せてもらうだけで、あまりの高貴さと迫力に圧倒されて
しまいます。
まず最初に仏様の数にびっくりしました。
尊像数
金剛界八十一曼荼羅 81体 胎蔵界曼荼羅
412体 合計493体
わたしがこれから開始する浮き彫りの曼荼羅はあまりする人が
いませんが
非常に長い長い 道のりの彫刻になることは間違いがありません。
作業年数でいえば5年ぐらいみておかなければいけない、人に言
ってしま えばやめるにやめれない、きっと出来上がったら魅力的
な彫刻だろうと は思う、やはり人と同じものを作っていてもあま
り、刀が乗らない。
私は精神論はできるだけ控えて作業に取りかかりたいと考えてい
ます。
そういうことで少し物足りないこともあるかもしれません。
これから始まる長い長い道のり、今から取り組む作業は仕事では
ないの でもしかしたら私がその前にギブアップするかもしれませ
んが。(>_<)
一日に一体、彫ることが難しいので最短でも2年以上はかかると考
えてい ますので、4〜5年ぐらいかなと考えております。
これだけ意気揚々と曼荼羅を浮き彫りで彫ると書いては見たものの
、実 は曼荼羅の事を詳しく知っているわけでもなく、制作しながら
一尊一尊 を確認しての取り組みになります。
では、早速取り掛かります。
合掌
1. 木彫曼荼羅の開始
2. 曼荼羅の方位
4. 曼荼羅の仮づけ
5. 曼荼羅と善無畏