井戸茶碗の金継ぎ 1

 

器の金継ぎ

器の金継ぎ2

 器の金継義3

器の金継ぎ4

器の金継ぎ5

器の金継ぎ6 完成

その他の金継ぎの仕上げ

久しぶりに金継を知り合いから頼まれました。

ちょうど私の使っているマグカップも金継をしたいと思っていた所だったので、同時に直していきます。

mattyawan 1

 

 

 

 

 

 

 

mattyawan 2

 

 

 

 

 

 

 

上の写真の抹茶椀は井戸茶碗です。

知り合いの方から頼まれたものですが、この手の器は個人的に好きで、古くから朝鮮に伝わり日本でもお茶会などで良く使われます。

また金継をしても映える器なので、とても直し甲斐があります。

 

weji kappu1

 

 

 

 

 

 

 

 

weji kappu 2

 

 

 

 

 

 

 

このマグカップはウェッジウッドで普段使いに私が使っていました。

 

erumesu magu1

 

 

 

 

 

 

 

このマグカップはエルメスのマグカップでこちらも個人的に使っていました。

マグカップはよく使うので早く直したいですね。

以前から直そう直そうと思っていましたが、知り合いの器を修繕するのをきっかけに一気に進めたいと思います。

 

これからの時期は漆日和で、漆作業をするのにとても適した時期です。

だいたいの目安として乾かすのに適した温度が20度ぐらいです。

湿気も必要で、だいたい湿度70パーセントぐらいが良いとされています。

もともと、漆の木が生える山の中の多湿地帯と同じような環境を作ってあげるのがよいのではないでしょうか。

今回の作業は、接着です。

接着も漆を使います。

しかし漆の原液をそのまま使うわけではなく、小麦粉と一緒に練ります。

練りこむことにより粘着性が出てきて、接着力も高まります。

他にもご飯を練りこんだものに漆と一緒に混ぜて、さらに練りこんだものを接着剤として使うこともあります。

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urusi 2

 

 

 

 

 

 

 

 

urusi 3

 

 

 

 

 

 

 

 

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こうして漆と小麦粉を混ぜて練りこんだものを使って漆を接着していきます。

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weji kappu3

 

 

 

 

 

 

 

erumesu magu2

 

 

 

 

 

 

 

これで接着作業は終了、しばらく固まるまでゆっくり待ちます。

完全に漆が固まるには一か月ぐらいかかりますが、作業ができる程度に固まるのは3日ぐらいです。

 

 

 

  続き

 

 

 

 

 

 

 

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