金剛界 34 金剛鉤菩薩尊像

kongoukai 34-1

金剛鉤菩薩尊像 (梵名:Vajrankusa ヴァジュラーンクシャ)

この菩薩さまは金剛鉤菩薩(こんごうこうぼさつ)です。

左の手を拳にして腰に当て、右の手に鉤を執ります。

鉤・索・鎖・鈴 (こう・さく・さ・れい)の四摂菩薩の一つです。

四摂の摂とは摂取の摂で、衆生を救いとる意味と、一切の如来たちを集める意味があるようです。

この尊像は一切の衆生を曼荼羅に招集して涅槃に入らしめる。

菩提心の発生の意味で、一切の衆生に菩提心を発さしめて涅槃に入らしめるところから、そのように言われています。

合掌

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