あともう少しです。
顔は目が難しいのは言うまでもありませんが、鼻、唇もそれ以上にもしかしたら難しいかもしれません。
初音ミクの場合、鼻は少し出ているだけなので、小鼻は表現していませんが、仏像などは鼻、小鼻、目と鼻の間の境目などは、何度彫刻しても難しく感じます。
おそらく、初音ミクの場合一番難しいのが唇ではないだろうかと思います。
アニメでは細くて小さな線で表現されています。
これを彫刻で表現するのは難しいだろうなと感じていました。
下唇をうっすらと表現することにしました。
完成です。
結局これだけ、彫刻刀を使いました。
後は、箱の表面を鉋で削り、真田紐を通して持ち運びもできるようになりました。
最後になりましたが、クリプトン・フューチャー・メディア代表取締役の伊藤博之さんには大変感謝をいたしております。
初音ミクの著作権について販売目的以外の利用を自由にしてくださり、安心して彫進めることができました。
本当にありがとうございました。
そして初音ミクを通して木彫の面白さをみなさんと共有できたこと、私も大変励みになります。