胎蔵界 202 不空供養宝菩薩尊像

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不空供養宝菩薩・ふくうくようほう(梵名:Amoghapujamani アモーガプージャーマニ)

身色 肌色

手  四臂(四本の腕)右の第一の手に剣、
第二の手に三鈷杵
左の第一の手に宝珠を載せた開いた蓮華を持つ
第二の手に羂索をもつ

台座 赤い蓮華に坐す

サンスクリットの尊名は「空しからざる供養の宝珠を具えるもの」という意味で、不空供養珠とも訳されているようです。
それゆえに、左の第一手に持つ花びらの開いた蓮華の上には宝珠を載せていることになっているようです。
尊名に見られる供養とは、塗香・華鬘・焼香・飲食などを諸仏諸菩薩に供養することです。
その空しからざる供養によって、衆生の苦を除き安楽をもたらす功徳が、如意宝珠のように思いのままであるのがこの尊像の特質
であるようです。
右手に持つ二種類の武器は煩悩を破り、左手の羂索は衆生の救済、そして開蓮華の上の宝珠は慈悲の働きと
その功徳が思いのままであることを表しています。

合掌

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