一髻羅刹・いちけいらせつ(梵名:Ekafataraksasa エーカジャターラークシヤサ)
身色 青黒色
髪 赤色
表情 忿怒形で轆轤の冠を戴き、眼は三つある。
手 四臂(四本の腕)
右の第一手に剣
右の第二手に鉞斧鉤
左の第一手に羂索
左の第二手に三鈷杵
尊名は「怒髪を一つに結髪する羅刹」という意味で、羅刹は、インドの神話では人を食べてしまうとまで恐れられた悪鬼、後に仏教の守護神になります。
『一髻尊陀羅尼経』には、観自在菩薩が無能勝三昧の境地にあるとき、頂よりでてきた化身とされます。
そして、観自在菩薩の働きを具現するために、諸々の悪魔・悪鬼・災厄を撃ち破る。
また、羅刹は人を食べると信じられていましたが、ここでは人の苦悩の原因の煩悩を撃ち破るためで、羂索は余すところなく衆生を救いとるための道具です。
合掌