金剛喜菩薩・こんごうき(梵名:Vajrasadhu ヴァジュラサードゥ)
身色 肌色
手の形 二手を拳にして胸に当てる
尊名の(sadhu) とはあ、インドでは師が弟子の言動に対して賛成や讃歎を表現するときに使われる語である。
教典では仏が弟子の説法を是認し讃えるときに「よきかな、よきかな」とこの語を発する。
『金剛頂経』では、金剛薩埵の菩提心が大悲を起こす三昧の歓喜の境地からこの尊が現れでるとされています。
そしてこの尊は妄想分別を離れた仏・菩薩たちに歓喜してもらう讃歎を述べます。
このようにして、金剛薩埵の菩提心が大悲の行となって一切衆生に振り向けられるようになります。
それがゆえに、この尊像の讃歎の境地は、一切の衆生に等しく喜び分かち、安楽と満足が得られるとされます。
合掌