前回、目を薄らと彫りましたが、その上から鉛筆で線を描き込みます。
今回は小鼻や口、口下のへこみ、横からの耳も描いていきます。
耳の位置は基準の耳の穴を最初に決めると形が取りやすくなります。
描いた線にそって薄らと削ります。
この段階でも微調整が出来る余地を残しています。
耳の中も難しい場所です。
しかし、顔の表情にはあまり影響しませんので、彫り方を習得するには後回しになる事が多く、実は私も彫刻を始めた当初は顔の表情に特にこだわっていたので、耳を後回しにしていました。
こんな風に書くと耳は後回しにしても大丈夫だととらえられますが、上手に彫れる方が良いです。
しかし、これから彫る人の時間や環境などを考え、最も難しい顔の表情をピンポイントで短時間で彫れるように早めになっていたほうがモチベーションも上がり、どんどんと色んな物を彫りたいと思えるようになります。
髪の毛の表現は最後まで悩みましたが、5分狩りにして仕上げて完成とします。
完成を見るとお坊さんのように凛々しく見えますが、実際の私はこんなに凛々しくはありませんので彫刻する人の特権だと思い、ご容赦ください。
完成
完成です。