まずは動画から
今回、小さな御厨子に奉られる三尊形式の千手観音立像を制作いたします。
この小さな厨子の中には両脇侍として、向って左側には飯綱権現立像、右側には毘沙門天立像が入られます。
この三尊形式の千手観音像や脇侍は、セイタロウさんのご縁のある仏様です。
そしていつまでもそのご縁のある仏様を大切に身近に置いておきたいという事で私にご依頼を頂きました。
フウタロウさんは私のブログの英訳をしていただいています。
そして今回セイタロウさんのご好意で三尊像をブログに掲載してもよいですよ、というお返事を頂きました。
それで、まずはその形を仏画や出来るだけ古い彫刻などから、どのような形にするのかを検討していきたいと思います。
私のいつものやり方として、まずは彫刻なども荒彫りの状態で置いておくという事をしますが下図も同様で、大雑把に描いておいて、しばらく離れます。
そのような形で進めて行くのですが、まずは最初の一歩として下の画像から進めてみたいとおもいます。
まずは最初に十一面観音像を中尊に配します。
この幅に合うように厨子の中で高さを決めるのですが、上の図のように像の立つ場所に10等分の線を引きます。
下から10つめのところが額口になります。
額口は髪の生え際です。
胸の張りは二つ分になります。
全体の高さを見るためにこの状態で脇侍像を描きます。
この状態でしばらく置いておきます。