大黒天を彫刻 1 

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大黒天の角材の正面です。

高さは、11.5㎝

幅は、 7.5㎝

奥行き、7㎝

今回は上記の寸法の桧を使います。

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まず始めに、正面、上面、後ろ、底面に正中線を引きます。

 

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そして大まかな輪郭線を鉛筆で描いていきます。

 

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鉛筆線にそって大まかにカットします。

 

 

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彫刻をする前の状態がここまでです。

次から一刀目に入ります。

 

 

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まずは顔の周辺を大まかに落とします。

 

 

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右側の顔は右手で持った鎚を意識しながら彫ります。

 

 

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左手で持った袋の丸みを意識して大まかに荒彫りします。

 

 

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後ろから見ても袋のボリューム感を残しながら大まかに落とします。

 

 

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真上から見た状態です。

手前が後ろです。

帽子がまだ角ばっているので、丸みをもたせます。

 

 

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途中で鉛筆を使って描きます。

するとどこを彫るべきか見えてくるので、下書きをするときに肩から肘のライン、肘から手のラインの膨らみを意識しながら描くと、どこに描き込めば良いのか想像がつきます。

 

 

 

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前から見ても手の位置は意外と内側にきますので、そういう事も描いていると見えてきます。

次に鉛筆の基準に沿って彫ります。

このときボリューム感を残した荒彫りをすると立体感が見えてきます。

 

 

 

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この段階ではまだまだ細かいところは追求しませんが、大黒様はとても柔和で丸いイメージがあります。

全体的に丸くふくよかさを荒彫りの段階から意識をしておきます。

 

 

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